
【ヴェレダ、イソップなど】ブランドヒストリーにも共感! “深イイ”バスアイテム4選
“きっかけ美容” ガイドブック 自分磨きをするのは恥ずかしい? いやいや、これを読めばきっとあなたも美容沼にハマるはず。知れば試してみたくなる。試せばコスメの虜になる。そんな“きっかけ美容”に出会えるヒントを集めました。連載一覧はこちら
知るたびハマる、美容沼
知的好奇心を満たすコスメから選ぶ。[出自編]
[はじめに]
美容アイテムの買い方、服の買い方と似てる説。
●出自
ブランドヒストリーやコンセプトに共感し「なぜ、その服を纏うのか」という深みを持たせることはファッションの醍醐味のひとつ。服と同様に、美容アイテムに込められたこだわりやメッセージも興味深いものが多い。
“魔法の石鹸”のレシピはゴルゴ13も愛用のあそこに保管
13年式G型トラクター売りたし。とはゴルゴ13に依頼をする新聞広告の文言。ゴルゴ13といえば報酬を受け取る口座に、スイスのプライベートバンクを指定している。なぜならそこは世界でも最高レベルの守秘性を持っており、その歴史の中で多くの資産家に利用されてきた伝統があるからだ。
そんなスイスプライベートバンクの守秘性を頼りにしているコスメブランドがある。〈ガミラシークレット〉だ。

看板商品の石鹸は、創業者のガミラが30年以上の研究の末に完成させ世界中で絶賛されている。

そのレシピの保管場所にプライベートバンクが選ばれた事実は、それだけレシピに価値があると認められたからであり、即ちアイテムの評価にも直結しているのだ。
ENJOY POINT
肌バランスの調整という考え方の下、20種のハーブと植物油から作られた美容クリームのような石鹸。肌を洗うだけではなく、泡をパックにしたりバスタブに溶かしたりとマルチに使える優等生なのだ。
植物は機械ではない、生命だと説くヴェレダの精神
18世紀に起きた産業革命の背景に、農業革命というものがある。農業技術の発達に伴い、飛躍的に生産量を増やすことで突然の人口爆発にも耐えられたのだ。
自然学者のシュタイナー博士は、農場の生態系まで管理するバイオダイナミック農法の理論を完成させて得た、極めて高品質な原料を基に〈ヴェレダ〉を誕生させた。

しかし、この革命的な農法は生産量に乏しく、創業当時は世界中に供給を行うことが難しかった。そこで彼らはこの農法を用いる農園の拡大に取り組み、現在では世界中にまでその規模が及んでいる。

ENJOY POINT
髪と頭皮に爽快感を与えるこれらの商品は、時間に追われるビジネスマン必携のヘアケアアイテムだ。行き詰まったときにひと吹きすれば、アイデアが生まれるきっかけとなること請け合いだ。
とある美容室の口コミが世界規模のブランドに急成長
総務省が2016年に発表した「情報白書」によると、ネット通販をする約60%が口コミを参考にしているという報告が上がっている。我々が今最も頼りにしていると言っても過言ではない口コミは、時に大きな変革をもたらすことがある。
オーストラリアの人気美容師だったデニスは、自身の考える最高のシャンプーを求め、自ら調合したオリジナル製品をサロンで使用していた。その使い心地に魅了された顧客の口コミが広がるにつれ、本格的な製品開発をはじめることとなり〈イソップ〉が誕生したのだ。

現在でも当時の体験を重視し、店舗ではスタッフがお客さんとの対話の中からニーズに合う製品を選んでくれる。世界的ブランドを生んだ口コミの力は、人と人との繋がりの力でもあったのだ。
ENJOY POINT
頭皮もスキンケアのようにケアすることが健康的な髪につながる、というブランド理念を基に、髪をケアする成分が豊富に入ったヘアケアアイテムを展開。バームやジェル、美容液まで幅広く取り扱う。
灼熱の地で生まれたスーパープラントアガベの秘密
アガベと聞いてぴんときた人は相当な酒好きだろう。肉厚でトゲのある植物であるアガベはメキシコを中心とした熱帯域を原産地とする多肉植物で、観葉植物のほかテキーラの原料として知られている。この植物は、水が極度に少ない環境で生きるためにイヌリンという水溶性食物繊維を多量に含んでおり、その保水力はヒアルロン酸を凌ぐほど。

それを原料に、肌が乾燥しにくい液体石鹸に仕立てたこのボディソープは、ボディクリームを使用せずとも、しっとりとした洗い上がりで乾燥が厳しくなる冬にうってつけだ。
ENJOY POINT
洗顔後に肌がつっぱるのは、肌を覆う石鹸カスがその原因。それを防ぐために椿油とグリセリンを豊富に配合している。石鹸カスが肌から滑り落ちるようにできているので、さらっとした洗い上がりに。
知って、試して、楽しもう
“きっかけ美容” ガイドブック

自分磨きをするのは恥ずかしい? いやいや、これを読めばきっとあなたも美容沼にハマるはず。知れば試してみたくなる。試せばコスメの虜になる。そんな“きっかけ美容”に出会えるヒントを集めました。
[mens LaLa Begin Vol.02の記事を再構成]写真/服部希代野 武蔵俊介 中島里小梨
文/駒場亮一 立石 郁 土屋美緒 渡里友子 編集部 ※掲載内容は発行時点の情報です。