
パッケージに哲学アリ⁉ “パケ買い”必至な【メンズコスメ】で目指せ美肌!
“きっかけ美容” ガイドブック 自分磨きをするのは恥ずかしい? いやいや、これを読めばきっとあなたも美容沼にハマるはず。知れば試してみたくなる。試せばコスメの虜になる。そんな“きっかけ美容”に出会えるヒントを集めました。連載一覧はこちら
知るたびハマる、美容沼
知的好奇心を満たすコスメから選ぶ。[見た目編]
[はじめに]
美容アイテムの買い方、服の買い方と似てる説。
●見た目
ワードローブやインテリアに「自分らしさ」が表れることと同じく、プロダクトのルックスにも「そのブランドらしさ」が潜んでいる。「パケ買い」も良し、デザインの意味や哲学を深く知るのも楽しい。
社会へ一石を投じるユニークデザイン
いわゆる“男らしい”デザインという枠を軽やかに飛び越える図案とカラフルなドローイングは、〈ボッチャン〉というブランドネームに込められた思いを体現するもの。
夏目漱石の同名小説で描かれた主人公「坊っちゃん」の真っ直ぐさやいたずらっぽさ、情熱や遊び心を、大切にすべき「粋の心」ととらえ、現代を生きる男性のためのクリエイティブなプロダクトにふさわしいデザインとして採用された。

名品との呼び声高い「スキンパーフェクター マット」は、テカリを抑えるオイルコントロール成分と、光の反射を利用して毛穴を隠す成分が肌を滑らかに補正してくれるアイテム。
ENJOY POINT
無着色ながら、肌をふわりと補正する軽い使用感。塗った後の肌はサラサラでマットな仕上がりに。塗るためのテクニックを必要としないところが取り入れやすく、入門としてもおすすめ。
美しいパッケージに潜む、パンク精神
奇想天外で骨董品のようなパッケージは、過去からの贈り物? それとも、歴史を塗り替えるための未来からのオーパーツ?

〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉のデザインは、シンプル&モダンに偏った現代に異を唱える精神の表れ。ガラスボトルひとつ取っても、単にアンチ・プラスチックなだけでなく「100年後に、蚤の市でビュリーのボトルを見つけてほしいから」という発想に基づくもの。商品へのカリグラフィーのサービスや、店舗スタッフの所作も彼らのこだわりのひとつだ。

ブランド哲学は、書籍『ザ・ビューティ・オブ・タイムトラベル』(6700円)にまとめられている。退屈しない人生のための考え方・働き方、見かけだけではない哲学としての「美」への取り組みに触れられる。

ENJOY POINT
「クレーム・ポゴノトミエンヌ」は、髭剃り前に濡らした肌にのばして使うシェービングクリーム。天使が悪魔の髭を剃っている、ユニークなデザインにくすり。ヒノキの香りとともに心も肌も穏やかに。
持ちやすさのひみつは“髭剃り”からの発想⁉
自然なメンズメイクは、自然な所作からはじめてもいい。世の男性の多くが使う、スティックタイプのシェーバーの「握る、滑らせる」という習慣的な動作を研究し、持ちやすく使いやすいよう開発したというバータイプのファンデーション。

骨格やパーツを活かし、ノイズとなる肌荒れや髭剃り跡の青みを自然にカバー。自分の肌とマッチする1本と出会うための、幅広いカラーバリエーションとナチュラルな仕上がりが魅力。
ENJOY POINT
メンズファッションに「クラシック・王道」があるように、メイクも目立つことが正解ではないという考え方からなるアイテム。「いかにもメイクした感じ」をなるべく抑える自然な仕上がりが使いやすい。
知って、試して、楽しもう
“きっかけ美容” ガイドブック

自分磨きをするのは恥ずかしい? いやいや、これを読めばきっとあなたも美容沼にハマるはず。知れば試してみたくなる。試せばコスメの虜になる。そんな“きっかけ美容”に出会えるヒントを集めました。
[mens LaLa Begin Vol.02の記事を再構成]写真/服部希代野 武蔵俊介 中島里小梨
文/駒場亮一 立石 郁 土屋美緒 渡里友子 編集部 ※掲載内容は発行時点の情報です。