
見てよし、履いてよし⁉【靴下屋×ララビギン】のコラボソックスはこうして作られました!
マジカルファクトリーツアー 服や時計、靴などのアイテムがどうやって作られているのか調査するべく、編集部員が生産現場へレッツゴー!連載一覧はこちら
「究極のベーシック~見てよし、履いてよし~」とは、靴下屋の太リブソックスの商品説明文。10周年のタイミングでぜひ! と今回は国内靴下の名産地、奈良県広陵町へ。
product:
靴下屋の靴下 @奈良県広陵町
purpose:
周年記念コラボ商品が作られている現場を、この目で見ておきたくて!

Reporter :
スズキ
気に入ると同じものを色ち買い、ストック買
いがモットー。靴下屋のベーシックなアイテ
ムラインナップに、「いつでもストック買い
出来る♪」と全幅の信頼を寄せています。
訪ねたのは靴下屋の商品の中でもローゲージソックスの生産を担当する、(株)ウェル。靴下の全製造工程を一貫して一社で担う(一般的な工場では途中工程を外注する部分が多い)のが特徴です。
1│編み立て
糸巻から糸を引き込んで編み立てて……

人の手で緻密に微調整!
編み上がると筒状のまま、ゆっくりと溜まっていく
「全工程を社内で行うことで自身の前後の作業も把握でき、皆の意識が揃う」と、藤本社長。働く皆の気持ちが揃ってこそ、お客様に対して自信が持てる商品に仕上がるとの言葉は、雑誌作りをする自分の心にも響くものがありました。
2│検品
編み上がりのサイズ感も手でチェック

ライトを当てて“ひきつれ”確認
工場内の機械には旧式と最新式の2種類があるものの、最新式が優れているとは限らず、製品の特性によって使い分けるそう。
機械というと全自動のように思えますが、機械や糸の状態が一日の中でも少しずつ変化するため、専門者が機械や仕上がりを常に確認、コンディションが変われば都度調整。さらに、製造過程のあらゆるタイミングで、全商品が何度も人の手による検品を経ています。
3│先縫い
ズレなく挟むのも至難の業!

靴下の“ハギレ”
このレーンの中で、つま先を縫い合わせます
そんな手間暇かかった国産の靴下はもはや国内では数%しか流通していないのだとか! そして不思議なことに、同じ商品を同じ機械で作り続けることで風合いが出てくるそうで、ロングセラーの太リブソックスは、まさにそんな機械と技術者の二人三脚の結晶。
4│仕上げ
お手製秘ツール!?

タビオの創業理念

藤本社長曰く「『不易流行』はお客様の支持があってこそ。定番こそ常にアップデートすべき」。定番って偉大!と心を熱くして、取材を終えたのでした。
完成した靴下がこちら!
ララビギン周年記念コラボソックス発見!
連載「マジカルファクトリーツアー」

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[LaLa Begin 2023年 4-5月号の記事を再構成]photo : Saori Fushimi text : LaLa Begin ※掲載内容は発行時点の情報です。