
オーシバルのフレンチボーダーが神なポイント4つ。大人の定番として愛されるワケとは?

愛しのボーダー10の備忘録 もはや家族のように、いや空気のごとくそばにいてくれることが当たり前になっているボーダー。感謝と愛を持ってその魅力をおさらいしてみましょ。
細かなディテールにも神が宿っている
私たちの大好物、フレンチボーダーシャツ。これってじつは、海のミリタリーウェアとして発展したもの。細かなところにもちゃんと意味が隠れてるんですよ。
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ORCIVAL
オーシバルのラッセル
オーシバルがフランス海軍に納入したマリンTシャツを、しっかり継承する代表作。フランスに数台しかない、希少なラッセル編み機で生地が作られている。糸を非常に多く使用した複雑な構造で、丈夫なのに通気性に優れる、ワークウェアに適した素材。1 万1000円(ビショップ)
神が宿るディテールのここをみて!
邪魔にならない七分丈の袖
なんで七分丈?って、ハンパ丈がオシャレだから!ではありません(笑)。理由は海兵さんが船上で働く際、船の計器に袖が引っ掛からないようにしたものだとか。とくに戦時は、命取りになりかねませんから。
パンツインしやすいスリット
さりげないスリットにも、れっきとした背景が。ボーダーシャツは海軍の制服、つまりビシッとパンツインして着ていました。シャツのようにスリット入りだと、タックインしやすいんです。
ブランドアイコンのハチマーク
ブランド発祥の地でもある“オーシバル”という町は蜂を愛護していたんだそう。フランスにおいて蜂は幸運のシンボルでもあり、ブランドのトレードマークとして起用するようになりました。しかしこのワンポイントはあくまで現代の飾り。目立ってはいけない海軍制服時代には付いていませんでした。
専用の機械で編まれる丈夫な生地
主にフランス海軍で使われたマリンTシャツは、耐久性に優れるラッセル編みの生地でできています。旧式の機械で時間をかけて編まれるため、大量生産できない、昔ながらの製法です。ストライプ生地をつくり、横向きにして使用しています。
特集「愛しのボーダー10の備忘録」

平成を思い返してみると、色んなファッションのブームがやって来ては去っていきました。もはや家族のように、いや空気のごとくそばにいてくれることが当たり前、になっているボーダー。感謝と愛を持ってその魅力をおさらいしてみましょ。
※表示価格は税抜き
[LaLa Begin2019年4-5月号の記事を再構成]写真/三宮幹史 伏見早織 武蔵俊介 文/間中美希子 桐田政隆 丸山亜紀 児玉志穂 渡辺 愛 スタイリング/新田アキ ヘアメイク/ HACHI モデル/立花恵理(ViVi専属モデル) イラスト/藤井友子 ※掲載内容は発行時点の情報です。