2023 Oct 02 Mon

下着迷子に朗報! ノンストレスな「NETENE.(ネテネ)」のブラフレンドリー

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素肌に一番近いものは自分にも環境にもやさしいものを。そんな心地よいウェアを日々研究している工場が“ニットの街”泉大津にあると聞いてお邪魔しました。秋冬のあったか名品下着になること間違いなし!

編集部カトウ

私が行ってきました!

編集部 カトウ
お肌弱々芸人のため、レースはチクチクして嫌。いくつもの下着を渡り歩いてきて、やっと本命に出会えた予感!

ネテネのブラフレンドリー

下着やルームウェアは体が喜ぶやさしいもの、かつ甘すぎないシンプルなデザインがいい。そんな下着迷子は私だけじゃないはず。でも、先日展示会で出会った〈ネテネ〉のニットウェアに一目ぼれ。

モチモチのやわらかいニット素材でありながら、洗濯機オッケー。かつ、土に戻る生分解性の糸を使用しているから環境にやさしく、敏感肌さんにも◎。と、ハイスペックぶりにびっくり。そんな気持ちよさの裏側が知りたくて取材してきました!

実は理系の研究ラボのようでした!

理系の研究ラボのよう
上写真の1000万円以上(お高い!)の最新編み機で編み立て。職人さんの細かなチェックがあるため、1日に作れる枚数は機械1台あたり約12枚。ブラフレンドリーは縫製がほとんどない製法で作られるため、ほぼ製品の形そのままで出てきます。試し編みをくり返し、最良の編み地になるようプログラミングの数値を微調整。日々新たな編み地も研究中!

〈ネテネ〉の代表作「ブラフレンドリー」は毛布とニットの街・泉大津生まれ。50年以上の歴史を誇るニットカンパニー澤田株式会社の最新技術により、丁寧につくられています。

若手職人の2人で大阪本社のネテネの編み立てをすべて担当
小林さんと山本さん
左:小林さん 右:山本さん

元々ニットの原糸販売に社のルーツがあるため、糸から一味違います。やわらかな肌ざわりと調湿機能に優れたオリジナル素材「エシカルフィール」を使用。その細くなめらかな糸で、職人さんの綿密なプログラミングを経た最新の機械を使って編み立てているんです! データの細かな調整が製品の風合いを左右するため、最も重要なポイントなんだとか。

全商品共通の細くやわらかな糸

全商品共通の細くやわらかな糸

編み図をプログラミング
プログラミング
糸の強さや編み上げの個数、スピードまでを細かにデータ管理。プログラミングの数値が製品の質を決めるため、最も時間がかかる重要な作業なんだとか。

仕上げの工程である、洗いにも熟練の調整があります。柔軟剤・オイルの配合は今までの経験から職人さん自らが導き、配合。各製品に対して最適な洗い方を研究しています。最新技術の裏にも丁寧な職人技が細部に宿っていることが気持ちよさの決め手だとわかりました。

歴史を感じる旧式編み機

歴史を感じる旧式編み機

澤田の本社には会社設立から2世代で使っていた旧式の編み機が置いてあります。構造自体は現在の最新機と変わりません。かつてはこれを職人さんが手で動かして編み地をつくっていたとのこと。

そうした工程を経て完成したニットはこちら!

ネテネのブラフレンドリー

ネテネのブラフレンドリー

フレンドリーの名のとおり、調湿機能に優れた糸で縫い目を減らし、快適な着心地を実現。サイドに開いたポケットからカップの取り外しが可能。洗濯機で洗えるイージーケアがデイリー使いにもやさしい。全4色、M、Lの2サイズ展開。5390円(NETENE.)
>>LaLa Begin DRY GOODS STOREで購入できます

ネテネのウォームパンツ

ネテネのウォームパンツ

お腹をしめつけないリブがやさしく体をホールド。素肌にも気持ちいいニットがみぞおちまですっぽり包み込み、胃腸も温めるので、温活に最適です。水分量を多く含み、静電気を逃す機能素材がインナーパンツにもぴったり。全4色展開。各6490円(NETENE.)
>>LaLa Begin DRY GOODS STOREで購入できます

ブランド名の由来「そのまま寝てね」の名の通り、秋の夜長は肌が喜ぶ〈ネテネ〉のニットで夜更かしするのはいかが。

ネテネのニットは“毛布とニットの街”メイドイン泉大津

泉大津のゆるキャラ羊精のおづみん
泉大津のゆるキャラ羊精のおづみん
 

関西国際空港すぐ近く、港湾の街が泉大津です。繊維産業で栄え、毛布生産においては国内の90%以上のシェアを誇ります。現在はニットの製造が盛んで、繊維業界をものづくりでバックアップ。澤田の会長がいうように「泉州を日本のミラノに」が合言葉。

連載「マジカルファクトリーツアー」

マジカルファクトリーツアー

大好きなモノのことをもっと知りたい。服や時計、靴などのアイテムがどうやって作られているのか調査するべく、編集部員が生産現場へレッツゴー!ここでしか知れないレアな情報満載でお届けします。

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[LaLa Begin 2022年 10-11月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 ※掲載内容は発行時点の情報です。

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