2020 Jul 06 Mon

ミニからXLまで豊富なサイズとお手ごろプライスで愛される「エル・エル・ビーン」の魅力とは?

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L.L.Bean[エル・エル・ビーン]第1回(全4回)

エル・エル・ビーンの「国語」:氷を運ぶために作られたバッグの話

いまでは誰もが日常で使っているエル・エル・ビーンのトートバッグですが、もとは1944年に「ビーンズ・アイス・キャリア」という名前で、氷の塊を運ぶバッグとしてカタログで紹介されたのがはじまりでした。

当時はまだ電気冷蔵庫が登場する前だったので、冷蔵庫の代わりとしてアイスチェストと呼ばれる木製の箱の上段に氷を入れて物を冷やしていました。

そのために、冬に凍った湖の氷を切り出して貯氷庫に保存し、夏になって取り出して使っていたといいます。

しかし、この氷を家まで運ぶのがひと苦労。ふつうの薄手のバッグでは氷がとけてしみ出るし、やぶれやすい。

そこで、エル・エル・ビーンが丈夫なキャンバス地を使い、とけた氷がしみ出さないよう、底は二重に布を重ねた作りにしたバッグを販売したのです。

頑丈さと手にとりやすい価格で、またたく間に広がっていきました。今日でも素材や形をほとんど変えることなく、多くの人に愛され続けています。

Mini(左下):W24×H17×D13㎝。3900円 S(右下):W24×H27×D13㎝。5900円 M(中):W33×H30×D15㎝。6900円 L(右上):W43×H38×D19㎝。7900円 XL(左上):W48×H43×D25㎝。8900円※サイズはおおよその値です。

ボート・アンド・トート・バッグ

24オンスのキャンバス地は変わらないまま、1965年に「ビーンズ・ボート・アンド・トート・バッグ」という名前で再登場したものが現在も続いています。ミニからXLまでサイズのバリエーションが豊富で、使う人の用途に合わせて様々なシーンで活躍してくれます。ミニは、2016年に日本からの要望でできたサイズです。

アメリカ・メイン州では冬に凍った湖で氷を切り出していました

エル・エル・ビーンの創業者、レオン・レオンウッド・ビーン氏は、自らが生まれ育った米国メイン州での冬期の氷の切り出し作業を見て、トートバッグの原点となる「ビーンズ・アイス・キャリア」製作のヒントを得たといいます。

1944年発売当時のビーンズ・アイス・キャリア

厚手のオートミール・カラーのキャンバス地に、最低限のパーツを組み合わせたシンプルなデザイン。ハンドルが現在と比べてやや短いですが、ほとんど形が変わっていないのも愛され続ける所以なのかもしれません。

[LaLa Begin2019年2-3月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 構成・文/名知正登 イラスト/Emily Morris (es-QUISSE)

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