2022 Sep 30 Fri

【#桐生服さんぽ】毎日をちょっぴり楽しくしたいと思ったら、<uraraka>さんを訪ねよう

全国名店 服さんぽ 今度この街に行くから……ってインスタグラムで探してみても、好みにぴったりのお店って意外と見つからない。そこでリサーチにリサーチを重ねて、ベーシック・カジュアル・ユニセックスなアイテムを扱うおすすめの名店を日本全国からどどん、とピックアップ!SNSで話題の服好きさんにも案内してもらい、服屋と周辺のカフェや雑貨店、全51店をめぐる散策を「服さんぽ」と名づけてみました。次の週末は、ちょっと足を延ばしてみない? 連載一覧はこちら

そのお店を知ったのは、東京・谷中の名店<classico>がきっかけ。<classico>さんはお洋服をはじめ、暮らしのための雑貨も扱う雰囲気のあるお店ですが、店主である高橋隆さんの妻・高橋千草さんが群馬は桐生ではじめられたのが<uraraka>でした。

<uraraka>ってどんなお店?

uraraka

渡良瀬川の近く、静かなエリアにそっと佇むお店の開放的な入口は、光や風の通り道に。<uraraka>店主の高橋千草さんに話を聞きました。

uraraka

―広くて開放的な、素敵なお店ですね。時間の流れがゆっくり過ぎるようです。

「ありがとうございます。ここのお店、元々は工場だったんです。山や川が見え、風も通り抜けるとても気持ちの良い場所なのが気に入って。お客様に、広々とした空間でゆったり気持ちも開放して、ものに触れたり感じたりしてほしいなと思っています」

uraraka

―オープンは2020年、とお伺いしたのですが、どんな方が買い物に来られるのでしょうか。

「30代から60代、70代の方もいらしたりして。女性も男性も、お子さんもいらっしゃいますね。入口左にあるこちらの壁が象徴的なのですが、このお店はお洋服、カバン、掃除用具などの生活用品まで、幅広いものを取り扱っているので、色々な方がいらっしゃいます」

着るたび、使うたびに喜びのあるアイテムをセレクト

uraraka

―お洋服もシンプルで着る人を限定しないものが多くありますね。どんな基準でセレクトされていらっしゃるのでしょうか?

「シンプルだけど、どこか雰囲気のあるような。おしゃれのためというよりは、毎日の道具として、でも着るたびに喜びのある……そんなお洋服ですかね」

uraraka

―なるほど、道具という言葉が印象的です。ハレの日ばかりでなく、ケの日にこそなじんでくれるお洋服のように感じたのですが、夏のおすすめはありますか?

「今日私も着ているのですが、tannossa(タンノッサ)というブランドのフレンチスリーブTシャツがおすすめです。反後さんと浅野さんのお2人でやられているブランドで、ブランド名もそこから」

大人にこそ着てほしいフレンチスリーブ

uraraka

―シンプルなTシャツってカジュアルすぎたり、なかなか1枚で格好良く着られるものって少ないですが、こちらは身幅もちょうどいいなと感じました。

「そうですね。年齢や性別を限定しない、楽ちんだけどどこか品よく着られる……そんなブランドの特徴を表しているアイテムだと思います。ゆったりシルエットで襟ぐりの開きも小さく、ショルダーもふんわり二の腕にかかる長さなのが安心です」

―色もまたシックで良いですね。シンプルなものと合わせたくなります。

「シンプルな小物だと、CANVAS & CLOTH(カンヴァス アンド クロス)のカバンや帽子もおすすめです。こちらは神奈川県の辻堂でアトリエショップを構える、木ノ下スガコさんのブランドです。服や帽子、カバンなど全てがオリジナルアイテムで、アトリエショップではセミオーダーが可能です」

素敵な風合いのカバンと帽子

uraraka

高橋さんのおすすめコーディネート

―確かに帽子って、汗などが気になりますもんね。ストレスフリーに使えそうです。高橋さんのスタイルも、お店の雰囲気を象徴するようです。

「ボトムスもトップスと同じくtannossaのもの。真夏でもシャリッと涼しくはけるベイカーパンツです。カーディガンは、和歌山でご夫婦がやられているMUYA(ムヤ)というブランドのもの。“何にも属さない水のようなもの”というコンセプト通り、研ぎ澄まされたデザインながら着る人にスッとなじんでくれます。シワになりにくいので、冷房対策に持ち運ぶのもおすすめです」

uraraka

―靴も歩きやすそうです。どちらのものでしょうか?

「nakamura shoes(ナカムラシューズ)のサイドゴアスリッポンです。オープン当初から取り扱いしているブランドで、スニーカー感覚で気楽に履けるのにドレッシ―な場にも履いて行ける。何度でもお直しを受け付けている、という姿勢も素敵です」

―長く愛せそうな一足ですね。お客様にも、今話していただいているようにものの背景をお話しされたりするのでしょうか。

「そうですね、お客様の雰囲気を見ながらではありますが……基本的に、どのように作られているものなのかというところを大切にお取り扱いさせていただいているので、可能な限りものの良さを伝えたいなと思っています」

お客さんに作り手についてやものづくりの背景を伝える

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―シンプルなものだからこそ、背景を知るとぐっと愛着がわくようなこともありそうですね。お洋服以外の生活用品も、そのような観点で選ばれているのでしょうか。

「はい。キッチン雑貨や器って、日々触れるものじゃないですか。それがきちんと背景を知って選んだお気に入りのものだったら、繰り返す日々の中に小さな喜びが生まれると思うんですよね」

uraraka

―素敵な言葉です。

「夫のお店を手伝っていた、ということもあって作り手さんと出会う機会が多くあるんです。出会った人とのご縁を繋いでいくうちに、作り手さんを知っているからこそ良さを知ってほしい、という思いも自然と強くなって」

uraraka

―なるほど、ひとりひとりをご存知だからこその思いですね。

「そうなんです。今後、お店も作り手とお客さんを繋ぐような場所にしたいと思っているんです。ネットは便利ですが、やっぱり手に取って自分にしっくりくるとか、触ったときの感触とか、そういうリアルなところを選ぶときに大事にしてほしいなとも思うので」

uraraka

―コロナ以降、より「ひとつのものを長く使う」ということが注目されている気がします。価値観が変わっていっている中、urarakaさんの提案はとても時代に即したものだと感じました。

「ありがとうございます。いつも、お店の一角で作り手さんのイベントをやっていて。作家さんにお店に立ってもらって、お客さんと出会う機会を設けるとか。そんなことがやっていけたらいいですね」

―家の中のものをじっくりひとつひとつ見直したくなりました! 貴重なお話、ありがとうございました。

uraraka

住所:群馬県桐生市相生町1-195-7F

電話:0277-52-5250

営業時間:11時〜17時

休み:日・月 定休(不定休あり)

Instagram: @uraraka_chigusa

公式サイト:https://www.classico-life.com/

全国名店 服さんぽ

今度この街に行くから……ってインスタグラムで探してみても、好みにぴったりのお店って意外と見つからない。そこで、ベーシック・カジュアル・ユニセックスなアイテムを扱うおすすめの名店を日本全国からピックアップ!SNSで話題の服好きさんにも案内してもらい、服屋と周辺のカフェや雑貨店、全51店をめぐる散策を「服さんぽ」と名づけてみました。次の週末は、ちょっと足を延ばしてみない?

連載目次へ

[LaLa Begin 2022年 8-9月号の記事を再構成]写真/迫田真実 伏見早織 武蔵俊介 中島里小梨 文/渡辺 愛 大芦実穂 編集部 ※掲載内容は発行時点の情報です。

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