
【Beach HouseやSmokey Robinsonなど】口ずさみたくなるグッドメロディ! お風呂でほっとしたいときに聴きたい曲
LaLa BeginのSpotifyプレイリスト! 9月編
季節に合わせて着たいスタイルや、LaLa Beginの特集から連想された渾身の10曲を毎月ご紹介するプレイリスト連載「服と音楽」。今月は番外編!
誌面企画【灯りと音楽】と連動して、シチュエーション別に3つのプレイリストを制作。続いてはお風呂でほっとしたいときに聴きたいプレイリスト。
今回も選曲してくれるのは、バンドLaura day romanceで作詞・作曲・ギターを手掛けるミュージシャン・鈴木 迅さんです。
これまでの連載と、迅さんのプロフィールはこちらから。
最新号【灯りと音楽】より:お風呂でほっとしたいときに聴きたいプレイリスト
自分にとってお風呂と音楽はとても相性が良いので、どの観点で選曲するかとても迷いましたが!「リラックスできる」というテーマを前提に、サウンドや時代にはバリエーションを持たせて選曲してみました。少しばかり口ずさめそうなキャッチーさもバスタイムソングの大事なポイントです。意外にも音楽に集中できるお風呂という場所で新たな音楽に出会ってみてください。
Pinegrove – Alcove
アメリカのインディーバンド・Pinegroveの2020年作からの一曲。フォーク、カントリーを基盤にしたオーソドックスなバンドサウンドながら、メロディとハーモニーがとても洗練されていて心が洗われます。Alcoveは落ち着いた曲ですが、エモーショナルでもあり、彼らの魅力が詰まった一曲。
Beach House – Space Song
こちらもアメリカの現行ドリームポップ最高峰バンドとも言えるbeach houseの代表曲。スライドギターによる浮遊感、往復するメロディーラインなど心地いい感じもありつつ
、どこか別の世界に連れていかれるような、怖いくらいの美しさがあります。僕は一時期お風呂でこればっか聴いてました。
Rostam – Under Control
もともとThe Strokesというバンドの曲を、Vampire Weekendというバンドの旧メンバーであり、ソロでもプロヂューサーとしても活躍するRostamがカバーしたものを選曲。pianoと抑制の効いたボーカルをメインに置いた名カバーです。諦めと願望の混ざった歌詞も沁みます。
Smokey Robinson – Cruisin’
多数の名アーティストを生み出した名門レーベルMotownの副社長でもあり、作詞家、作曲家、しかも自身もシンガーという偉大なソウルミュージシャンのSmokey Robinsonの名曲を選曲。Cruisin’は有名ミュージシャンにもたくさんカバーされる名曲ですが、本人のバージョンは私的な歌をゴスペル的コーラスワーク、ゴージャスなサウンドで包み込むような作風でbeach houseとはまた別の形でドリーミーです。
Rufus Wainwright – The Maker Makes
2005年の映画『ブロークバック・マウンテン』に提供されたアメリカのシンガーソングライターRufus Wainwrightによるピアノバラード。他の曲より歌とピアノというそぎ落とされたアレンジですが、祈りのような旋律とまっすぐ飛んでくる魅力的な歌声が余すことなく録音されている名曲。歌詞は悲観しつつ祈るような内容ですが切実で胸に迫ります。
お風呂で聴きたい曲は本当にたくさんありますが、寝落ちしない様に気をつけつつ楽しんでみてください。5曲という長さもちょうど良いかも。