2022 Oct 04 Tue

2022年【スノーピーク】が描くビジョンとは?地球人としてつながる未来を考える

スノーピークが描く「×野遊び」の未来とは

新潟県燕三条で創業し、日本を代表するアウトドア総合ブランドとして、世界中にファンを持つ〈スノーピーク〉。キャンプ用品だけでなく、アパレル、地方創生、観光業など多面的に「野遊び」の提案をしてきました。これからキャンプを始めようとしているファミリー層からアウトドア上級者まで幅広い世代から愛される〈スノーピーク〉が見つめる未来とは。

関係者向け総合展示会「Snow Peak LIFE EXPO 2022」取材の様子から、我々が未来に向けて考えるべき問題や命題を見つけることができました。

地球のために自分に何ができるか、一度立ち止まって考えてみませんか?

社会人地球人としてつながりたい」

前年のEXPOでは「未来は、自然の方にある」というテーマを掲げ、人間らしさを取り戻す新たなチャレンジを各ブースに分けて紹介する展示会となりました。そして、今回は「社会人地球人として、つながりたい」をテーマに、社会人としての常識にとらわれず、1人の人間として未来を考えること、目的ではなく未来に抱く価値観を共にしながら、実現する方法を探求していくことを大きなテーマとして取り組みを見つめることができました。

また、今回は前年度に紹介した事業が実際にかたちとなって現れ、実践的にフィールドに落とし込んだアウトプットをしっかりと知ることできました。スノーピークの理念を追求するだけでなく、実際に実現する骨太な体力を感じることができます。

「野」×「衣」「食」「住」「働」「遊」そして「企業」との取り組みを各テーマとしてブースが設けられ、スノーピークのこれまでの取り組みや新商品が展示されました。地球人として社会を見つめ、「野生と信頼でつながるコミュニティ」に賛同する様々なパートナーと一緒に、新たな事業を探求していることがわかります。
スノーピークが見つめる「野」×未来のコミュニティのカタチをそれぞれのテーマでご紹介します。

「野×衣」着て終わるのではなく、循環するファッションへ

ファッションはもはや着るだけにあらず。今着ている服がどこから来て、どこに戻っていくのかを考える責任が私たちにはある、と言えます。スノーピークアパレルは自然にアクセスしやすい街着のかたちを提案するだけでなく、アパレルを回収することでアップサイクルし、新たに着なおす取り組みをしています。その名も「アップサイクルコットンプロジェクト」。

スノーピークの店頭や取引先のセレクトショップに、コットン衣類の回収ボックスを設け、そこで回収した衣類からリサイクルコットンを生み出し、新たな製品にする取り組みです。スノーピークのものだけでなく、他ブランドの商品も回収可能。Tシャツ 1 枚を生産するのに、約2400Lの水を使用するのに対し、リサイクルコットンを使用して生産する場合は1枚当たり670Lの水を削減できます。また、このアップサイクルコットン製品を再び回収してリサイクルコットンにしていくことで,

長く循環するリサイクルの連鎖を生み出します。

製品だけでなく回収ボックス、商品タグもリサイクルのものを使用。アップサイクルコットンの製品は、製品染めをしていないのでよく見るとまだら模様になっています。これは、リサイクルした服の色がそれぞれに出ているのだとよくわかります。

その他にも自社製品を生産する際に出る裁断くずの60%を回収、リサイクルする活動を行ったり、地域に根付く生産者の技術を守っていくために、職人さんが衣服を製作する現場を実際に訪れて、自らの目で生産工程を見ることで、良質な品質のアパレルを適正な価格で納得して購入につなげる取り組み、「ローカルウェアツーリズム」という体験事業にも取り組んでいます。

「野×食」食の安全は自然の中にあるという当たり前に気づく

スノーピークではその土地に根付くものをいただく活動を積極的に行っています。今回のEXPO会場に隣接するSnow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(スノーピーク フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)内にあるレストラン「Restaurant 雪峰」では、コースの中に地元の農家さんから朝一番に仕入れたハーブを使用しています。実際に鉢からお客さま自身が摘んで、料理に合わせることができる取り組みもあり、今、自分が食べているものが土に植えられていた、という当たり前だけど忘れてしまう自然とのつながりを改めて実感させてくれます。

またスパ内の雪峰のテーブルは雪峰を建てる際に出た赤土を左官して特別に作られており、燕三条の土のぬくもりを身近で感じながら食事を楽しむことができます。

カトラリーは燕三条でも歴史のある老舗金物屋、燕産業のものを使用しています。高級感のある光沢で、誰もが食べやすい設計になっているので気持ちよくお食事ができます。
食事をする環境からも地元の名産を守っていくという、スノーピークの強い意思を感じることができます。

食材はもちろん、食べるという行為そのものを土地とのゆかりがあり、縁のある大切な時間にする。野×食で新しい食事を楽しむ提案をしています。

「野×住」野遊びのある街、家、地域をつくる

街や家、地域で生活する中にも野遊びを。なんと、アウトドアとシームレスにつながる住環境づくりも手がけています。新潟市西蒲区には野遊びを通じて住民同士がつながりあえる「野きろの杜」というスノーピークの住宅街も建設予定です。各家にはスノーピーク製のキャンプギアがついてくるので「暮らすようにキャンプする」を実現できる環境となります。戸建ての賃貸も展開しているので、スノーピークファン以外にも様々な世代の方が入居を検討出来るはずですよ。


「野きろの杜」以外にも、大東建託とコラボをしているBOUSAI賃貸住宅も進行中。防災にもつながる野遊びを取り入れたシェアフィールド「nonoka(野の家)」は今までにない新しい体験により、「防災」への観点が暮らしの中から自然と身近に感じられるはずです。

自然を感じる生活を通して、新しい暮らし方を「野遊び」から提案しています。1家に1台の焚火台が、当たり前になる日もそう遠くないかもしれません!

「野×働」非密なアウトドアで、今までにない強いつながりの職場を

つながりが見つけづらいオフィスこそ、アウトドアの環境にするのが吉なんです。
室内のスペースでありながら、外のような気持ちよさを感じられ、心を落ち着かせて働くことができる職場環境にすることでコミュニケーショが円滑になります。実は、ララビギン編集部のある弊社内のミーティングスペースにもこの事業が取り入れられています。スノーピークのテントや椅子といったギアを使用した空間の中だと発想も豊かになり、会議が活気あるものになりますよ。

また、新入社員研修の提案もしています。研修プログラムでは、みんなでテントを建ててアウトドアオフィスを設営し、そのまま野外でアウトドアミーティングを行います。研修の最後には焚火トークで焚火を囲みながらざっくばらんに会話を楽しむ、スノーピークならではの研修のかたちを体験できます。

幸福学の第一人者である、慶應義塾大学大学院教授の前野隆司氏との共同研究でも、屋外で会議を行うことで創造性が高まり、チームの関係性が向上することが明らかになっています。屋外での会議を体験した人の83%が「チームの一員だと感じる」、78%が「主体的に参加できている」と回答しています。非密なアウトドアで、今までにない「つながり」を強める働き方は、これからのニューワークスタイルに最もふさわしいものとなりそうです。

「野×遊」自然とともに遊ぶことを忘れない

創業時から今まで、常に新しい視点でより楽しく快適なキャンプを提案してきたスノーピーク。自然と人、人と人をつなぐことができるキャンプグッズを日々新たに開発しています。

「そういえば外風景を見ながら、テントの中でみんなで過ごしたことってなかったかも?」 そんな気づきに応え、前面にも後ろ面にも大きな開口を設けることによって、眺望絶佳が体験できるテントを開発。目の前の景色を見ながらテント内で快適に団らんができます。

裃にはテントを1張りずつくっつけることができ、最大4×2張りで8名の宿泊が可能。

意匠にもこだわっており、後ろ面の開口部分は緩やかな円を描いているので、焚き火をした際、緩やかに空間をテントごと囲んでいる感覚になり、団らんの和が強くなるよう設計されています。

そうそう、スノーピークがアウトドアメーカー初めて焚火台を製造したってこと知ってましたか。その焚火台も進化しているんです。

製造過程で環境負荷がかかる”酸洗い”を無くした形状のものから、最近のモデルでは溶接さえもやめて、製造の段階から環境に少しでも優しいモノづくりを実現できるように日々商品開発を行っています。

自然とともに遊ぶことを忘れない、野遊び名人のスノーピークならではの視点で、キャンプシーンを刷新しています。今後は、アプリの開発にも取り組んでいるので、また新しいアウトドアの楽しみ方が期待できそう。

「野×企業」野遊び×プロフェッショナルで新しいアウトドアの提案を

世界中の企業や個人が、持続可能な社会への変化を起こそうと取り組んでいます。スノーピークはそんな様々なステークホルダーの方々とともに社会を変えるつながりを見つけて実際に実現できる事業へと落とし込んでいってるんです。多種多様な企業と共同し、今までになかった新しいアウトドアシーンの提案を続々と企画しています。

トヨタとの共同プロジェクトも進行中。トヨタのEV車に直接テントを設置でき、EV車の電気を使用しながらキャンプを楽しむことができるパッケージを提案。ガジェットをすべて車の中にしまえて、車1台でキャンプに出かけることも可能になるかもしれません。
ディーゼル車だとガソリンの排気により、今まで後ろにテントをつなげて張るのは難しかったのですが、EV車ならば可能。車内とテントがシームレスにつながり、より広く車内空間を使用することができます。
見晴らしのいい場所にある電気スタンドを目的地としてそこでキャンプをする。こういった新しい場所を目的地としたアウトドア旅の提案もできます。

「野×家具」家具から見つける、おうちの中の野遊びのかたち

2022年春よりスノーピークは、初の家具ブランドも手がけています。その名も「TUGUCA」。「TUGUCA」のブランドは、オートキャンプという文化の中で、スノーピークが培ってきた野遊びの知見を、「住」の中のとりわけ「家具」に持ち帰って活かす試みとなっています。

柱や梁、天板などパーツを組み換えることで、リビングやオフィス、書斎など、いつも自分らしくいられる心地いいパーソナルスペースを創ることができるます。子どもから経験を重ねたお年寄りまで、すべてのライフステージに寄り添うプロダクトとなっています。

自分のその時々の生活スタイルに合わせて変化していく、柔軟で固有の物語を持つことができる「TUGUCA」は、人生のどのステージにも寄り添う、永く愛せる家具となっていますよ。

現在はスタンダードセットとして「Wall set」「Corner set」「Square set」の3つのモデルを販売中。本体フレームは、木の柱と梁を連結させるシンプルな構造で、工具を使うことなく、柱や梁、天板など、パーツを組み換えることができます。設営や解体が安易なため、お部屋のレイアウトを気軽に変えられるなど、飽きることなく家具を楽しむことができます。

  • Wall Set(サイズ:幅1282×奥行86×高さ1960mm)

2本の柱と1本の梁をベースにした、最もシンプルなモデルです。付属の突っ張り棒で、室内の好きな場所に配置できるため、1つの空間を柔らかく区切ることができます。

  • Corner Set(サイズ:幅1282×奥行1282×高さ1960mm)

Wall Setと比較すると空間の占有性をより高めることができる「角」としての機能を持っています。テーブルもセットに含まれているため、趣味や作業に没頭できるスペースを創出します。

  • Square Set(サイズ:幅1282×奥行1282×高さ1960mm)

空間を四角く切り取れることに加え、引き出し付きのテーブルユニットがセットになっているため、テレワークスペースの確保や、趣味のための空間を作りあげることができます。四方の柱で小部屋感を演出するため、秘密基地のような雰囲気が味わえます。

snow peak TUGUKAの詳細はこちら≫
https://www.snowpeak.co.jp/tuguca/

焚火トークで感じる地球人としてのコミュニケーション

今回の展示会最後には来場者同士で焚火トークができました。広い空の下で火の揺らめきを眺めながら、ラフな気持ちでとるコミュニケーション。初めてお会いする人ばかりだったのですが、なんだかすぐに打ち解けて、仕事以外の話もたくさんすることができました。趣味の話やハマっていること、最近のニュースやお子さんの話まで、焚火も相まってお相手の人間性や温かみを感じ取ることができた気がしました。
まさに、社会人としてではなく、地球人として関わること、の意味を実感をもって感じ取ることができたと思います。

今年の夏は「野遊び」名人になって楽しむ!


まだまだ不安定な情勢が続く中で思いっきり仲間と楽しむことができないですが、アウトドアなら気持ちも心も晴れて、適切な距離をもってコミュニケーションができます。アウトドアマニアも初心者も、どちらでも楽しめる事業を〈スノーピーク〉は幅広く展開しているので、今年のお出かけ候補に是非覚えておいてくださいね!

Snow Peak LIFE EXPO 2022特設サイトをチェック

 

7月6日〜10日、キャンプフィールドを併設している新潟本社にて開催した、スノーピークの大規模な総合展示会「Snow Peak LIFE EXPO 2022」の様子を、下記サイト内で詳しくご覧いただけます。昨年開催の「Snow Peak LIFE EXPO 2021」のイベントダイジェストで会場の様子や、豪華ゲストによるセッション動画もチェックできます。是非のぞいてみてください!

Snow Peak LIFE EXPO 2022 特設サイト
https://www.snowpeak.co.jp/event/life-expo-2022/

写真・文/LaLa Begin編集部 ※掲載内容は配信時点の情報です。

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