2022 Sep 30 Fri

【Laura day romance・鈴木 迅さん選曲】ビートルズやBeckなど、シックに過ごす7月のプレイリスト

LaLa BeginのSpotifyプレイリスト! 7月編 

季節に合わせて着たいスタイルや、LaLa Beginの特集から連想された渾身の10曲を毎月ご紹介するプレイリスト連載「服と音楽」。今月は7月12日発売のLaLa Begin本誌とリンクして、”サマーシック”をテーマに10曲を選曲。

選曲してくれるのは、バンド・Laura day romanceで作詞・作曲・編曲・ギターを担当するアーティスト、鈴木 迅さんです。

これまでの連載と、迅さんのプロフィールはこちらから。

7月のテーマ:最新号【服と暮らしの最涼な選択45】連想の10曲

子どもの時からの恨めしい自分の悪癖の一つに「もしもに備えない」ということがある。家を出る時に晴れてさえいれば、もしくはかなり雲行きが怪しい時でも、折りたたみ傘を荷物に加えるようなことはしない。梅雨の時期というのは、そんな自分のウィークポイントを痛感せざるをえない。今年も早く終わらないかなあと祈りながら過ごしていたら、あっという間に梅雨は終わり……。

地獄のような暑さの日々が始まっている中、今月の連載がやってきました。連載の最初のテーマが「白Tとデニム」で確か去年の夏の終わりくらい。一年続けさせていただき感謝です!

テーマはサマーシック。夏の猛暑に対して快適さが第一になってしまうところに、上手に気品を加えるってな誌面の感じに合わせて、安易に夏を盛り上げるのではなく、颯爽と街をクールに抜けて行くようなプレイリストを目指しました。

夏のアウトドアで行きの車でかければ、友達もきっと「誰の曲?」と興味持ってくれること間違いなし。

The Beatles-Octopus’s Garden

いきなりビートルズかよ、と苦情が聞こえてきそうですが、僕がサマーシックという言葉を担当から聞いたときに浮かんだのはAbbey Roadのジャケットのポールマッカートニーでした。有名な横断歩道のジャケットの各メンバーの個性的なファッションは印象的で、小学生の僕は中でもスーツwith裸足のポールのかっこよさに痺れたのですが、選んだのはリンゴスターの曲。あえてのこの曲、気品あってラフで最高なんです。

Jurassic 5-The Influence

アメリカの6人組ヒップホップグループ、jurassic5の一曲。2人のDJ4人のMCというメンバー構成で、各々のMCの魅力的な声で繋がれるマイクリレーは否が応でもテンションを上げてくれます。遊びごころ満載なのでヒップホップを普段聞かない人の夏も盛り上げてくれそう。どこか知的で品のある感じもナイス。

Beck-Deadweight

どうしても夏のプレイリストにこの曲入れたかった!アメリカの孤高のミュージシャンBeckの初期の隠れた名曲。この曲、Beckがスーツでビーチからオフィスまで自由自在に行き来する悪夢のようなMVが何よりも最高です。彼のアートと遊びの折衷感覚が詰まっていて、うだるような天気にクールなムードを運んでくれます。

The Voidz-Lazy Boy

夏の音楽の大事なポイントは、一種のエスケーピズム(現実逃避)的な爽快感だと思っていて、そういう意味でちょっぴりスペーシーな曲を選びがちなのですが、The Strokesのボーカル・ジュリアンのもう一つのバンド・The Voidzから選曲。不協和音さえも取り込む攻めたアレンジは異物感がありつつもテンションが上がってしまいます。

溫室雜草-Know my name

偶然カフェで耳にした最高の夏夜ソング。温室雑草という台湾の三人組バンドらしく、イントロのぐにゃっとした感じに一気に持ってかれました。しっかりメロディーも良くて、誰にも教えたくない感じなのですが、こっそり載せます。本当にいいバンドって世界中にいるなー。

Booker T. & The MG’s – Time Is Tight

60年代のR&Bインストゥルメンタルグループの代表曲のひとつ。特に大きな展開があるわけじゃないのに、緊張感と痺れる演奏が最高なんです。暴れすぎず決めるところはバッチリ決めるところが、サマーシックってテーマに地味にぴったりハマっている気がします。この前、灼熱の街を歩きながら聞いたらぴったりでした。

Jonny Greenwood-Amethyst

イギリスの代表的バンドRadioheadのギタリスト、Jonny Greenwoodは映画のサウンドトラックなど多彩なお仕事をしているのですが、今回はポール・トーマス・アンダーソンの大好きな映画『インヒアレント・ヴァイス』のサウンドトラックから一曲。ちょっとノスタルジックな響きのなかに幻想的なムードがあって、大好きな映画サントラの一つです。監督の新作『リコリス・ピザ』も早く観たい。

Howler-Told You Once

2012年にリリースされたアメリカのインディーバンドHowlerのファーストは、その年僕がフジロックで彼らを見たということもあり、僕にとって永遠の夏のサウンドトラックです。カジュアルというか等身大で、特別何かが飛び抜けているわけではないけども可愛げがあって、何回聴いたかわからない。

Paul McCartney – The Kiss of Venus (Dominic Fike)

2020年にリリースされたポール・マッカートニーのアルバムは、ほぼ全ての演奏を自分でやったという年齢を考えたら(現在80歳!)信じられない意欲作だったのですが、さらに続けてアルバムを発表。このアルバムの曲は、ポールが指名した気鋭ミュージシャンがカバーするものでこれまたとても挑戦的な内容。そのアルバムからの一曲。Dominic Fike のとにかく今っぽいアレンジの素晴らしさと、その余地を残した曲をかけるポールのイマジネーションの衰えなさが素晴らしいです。

Albert Hammond Jr. – Don’t Think Twice

先ほども登場したThe StrokesのギタリストAlbert Hammond Jr.によるボブ・ディランのカバー。元々の曲は別れるガールフレンドを慰めつつ突き放す悲哀を歌った歴史に残る名曲ですが、こちらのバージョンはエレキギターによる再構築されたアレンジが洗練された印象です。このアンバランスさがより切ない。

前回の夏の選曲よりシックになっているといいなと思いつつ、今回はこんなところで!


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