
一枚は持っておきたい〈ブルックス ブラザーズ〉の永世定番シャツとは?
シャツのトリセツ 第5回 こちらの取扱説明書を手に取っていただき、ありがとうございます。本書では、ベーシックだけど意外と敬遠されがちなアイテム「シャツ」と、ボーイな女の上手な付き合い方をまとめてみました。よくお読みになったあとも、大切に保管してください。連載一覧はこちら
服好きならもっておきたい永世定番シャツ
元祖ボタンダウンを開発したブルックスブラザーズ。「ファッション史上最も模倣されたアイテム」とも言われていて、今人気のシャツも本作をベースにアレンジしたものが多いワケです。“わかってる”選択をするためにも、基本のディティールはおさえときましょ!
ブルックス ブラザーズのスーピマコットン オックスフォードボタンダウンシャツ
誰もが認めるシャツの永世定番
ポロ競技用に、衿を身頃にボタン留めした仕様で1896年に誕生。本作は美しい光沢と強度で知られる、米国産の超長綿のスーピマコットン地を米国の工場で縫製した名品。2万900円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
❶台衿
衿を立たせるための土台となるパーツ。この高さが高いほど、エレガントな印象となる。
❷カラー
小さなボタンで留められたボタンダウン仕様。このデザインは1896年、同社が考案した。
❸前立て
シャツの前ボタン部分のパーツを表す。レディスは、メンズと違い左前なのも特徴。
❹ヨーク
肩や胸、背中などに使う切り替え布。主に体にフィットさせるための役割を担っている。
❺アームホール
腕を通す穴。「袖ぐり」とも言い、大きさや形によって、着心地が変わる重要なポイント。
❻ 剣ボロ
袖先に見られる短冊状の細長いパーツ。ロールアップを補助する役割を果たしている。
❼カフス
シャツの袖先の、袖口を留めるための筒型の部分。こちらはオーソドックスな「シングル」。
❽シャツテール
シャツの裾。曲線的な裾はかつては下着を用いず、裾をその代わりとしていた名残。
シャツのトリセツ

こちらの取扱説明書を手に取っていただき、ありがとうございます。本書では、ベーシックだけど意外と敬遠されがちなアイテム「シャツ」と、ボーイな女の上手な付き合い方をまとめてみました。よくお読みになったあとも、大切に保管してください。
[LaLa Begin 2022年 6-7月号の記事を再構成]写真/竹内一将 スタイリング/コダン 文/間中美希子 妹尾龍都 ※掲載内容は発行時点の情報です。