2022 Jul 04 Mon

【ブランド研究】〈とらや〉の定番羊羹「夜の梅」の材料はたった3つ⁈

TORAYA[とらや]第2回(全4回)

小倉羊羹「夜の梅」を形づくる3本柱

「夜の梅」は小豆、砂糖、寒天の3種類の素材のみで作られています。

とらやの羊羹夜の梅の材料は小豆、砂糖、寒天

とらやの羊羹夜の梅の材料である小豆

とらやの羊羹作りに欠かせない材料は、あん。あんの質を左右する最も大切な小豆は北海道十勝産のエリモショウズを使っています。煮えムラの少なさ、風味の良さ、色つやの美しさなどを理由に選ばれています。

とらやの羊羹夜の梅の材料である白双糖

ざらめとも呼ばれる白双糖も、羊羹作りの要。家庭でよく使う上白糖とは違い、純度が非常に高く、粒が大きめの砂糖です。くせや雑味がなくすっきりした甘さが特徴です。

とらやの羊羹夜の梅の材料である糸寒天

とらやでは昔ながらの製法で作られる糸寒天にこだわり、長野県や岐阜県の生産者に製造を委託し、とらやの菓子に合わせた硬度、粘度の糸寒天に仕上げてもらっています。

「夜の梅」は全4サイズ

とらやの定番羊羹「夜の梅」は全4サイズ大形羊羹、竹皮包羊羹、中形羊羹、小形羊羹
大形羊羹5616円、竹皮包羊羹3024円、中形羊羹1512円、小形羊羹292円

「夜の梅」には、4種類のサイズがあります。一番左の「大形羊羹」は中に2つの羊羹が入っています。昔はこのサイズが標準だったとか。隣も2つの羊羹入りの「竹皮包羊羹」、さらにその半分サイズの「中形羊羹」。大きな羊羹と違って切る必要のない「小形羊羹」も人気。

煉羊羹の定番4種

とらやの定番煉羊羹の定番4種、夜の梅、はちみつ、おもかげ、新緑、紅茶
各292円

「夜の梅」の他に定番の煉羊羹は、沖縄・西表島産の黒砂糖を使用した「おもかげ」、抹茶のほのかな香りを楽しめる「新緑」。そして、クローバー蜂蜜と白あんの上品な甘さが楽しめる「はちみつ」に、香ばしい香りが特徴の国内産の茶葉を白あんに混ぜて煉り上げた「紅茶」の4種類がレギュラーです。「はちみつ」と「紅茶」は小形羊羹のみ。

羊羹ができ上がるまで

煉羊羹の完成には3日かかります。1日目は小豆を煮て羊羹専用のあんを作ります。2日目に、前日に作ったあんに煮溶かした寒天と砂糖を加えて煉り上げます。3日目にかけて羊羹を固めていきます。

ブランド研究【とらや】

とらやの羊羹

室町時代後期の創業以来、約500年の歴史を持つ和菓子界の老舗「とらや」。羊羹をはじめとする和菓子は、歴代天皇、大名、文人など世代も立場も超えて親しまれてきました。そんな、和菓子と日本の文化を長く支え続ける「とらや」の歴史を紐解いていきましょう。

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[LaLa Begin 2022年 6-7月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 イラスト/渡邉 唯 構成・文/名知正登 ※掲載内容は発行時点の情報です。

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