2023 Oct 02 Mon

楽しく気軽にリユース・リサイクルに参加できる、無印良品の「ReMUJI」ってご存じ?

スローな服とエコなもの 第23回 スローファッションとは、旬や年齢問わず使い続けられ、お手入れ次第で長く付き合えるもののこと。移り変わりが激しく、安価な分抵抗なく処分できるファストファッションにお疲れ気味なあなたの味方です。まずは、スローファッションの基本として揃えておきたい服と靴、そしてそのお手入れ方法からスタート!連載一覧はこちら

回収だけじゃない!古着に新たな価値をプラスするリユース
ReMUJIって何?

無印良品のReMUJI(リムジ)ってご存じですか? 楽しく気軽にリユース・リサイクルに参加できる仕組みとその魅力を聞いてきました!

教えてくれたのは…

株式会社良品計画 衣類雑貨部 山内良介さん、増子 晋さん、小野亜希子さん
MUJI新宿 店長 永戸順也さん

ReMUJIって一体なんでしょうか。

増子 2015年に始めた無印良品の古着回収された服を染め直して再販売する取り組みです。リメイクなどのアイテムも加わり現在に至ります。

ReMUJI
ReMUJIを展開しているのはMUJI新宿店など全国14店舗。回収BOXは全国各店に設置されている。

山内 2010年から古着回収をしていましたが、回収した服は、お客様が丁寧に着て下さって、状態の良いものが多い。それを活かせないか考えたのがきっかけですね。当時は小規模でしたが、2021年にはMUJI新宿店に大きな売り場もできました。

どんな商品を展開していますか?

増子 国内14店舗で販売しているのは、「染めなおした服」。藍色などの染料で染めたものです。多少の汚れや色褪せも染め直すと、まるで新品のような表情になる、ReMUJIの看板商品です。

藍染め
藍色で染めることで汚れや色褪せも気にならず、新しい1着として甦る。染めなおした服1990円。

永戸 MUJI新宿店のみ「つながる服」「洗いなおした服」も展開中。入荷数が少ないレア商品です。

繋がる服
MUJI新宿店では、染めなおした服以外にもReMUJIのフルラインナップが見られる。

小野 つながる服はサイズやデザインが違うシャツを繋ぎ合わせた商品。洗いなおした服は、回収した服を洗った、いわゆる古着です。

ReMUJI商品の良さはズバリ!

小野 世界に1着だけを探せる楽しさですね。元の商品にはない風合いが出ていて、どれも一点もの。古着屋さんのように、探して選ぶワクワク感があるんです。

永戸 無印良品の服を買ったことがない方にも、この一点ものの楽しさを体感してもらえています。

カットソーやパンツ
カットソーやパンツなど種類豊富。各1990円。

山内 今でも楽しめる商品に生まれ変われるのは、無印良品の服が流行に左右されないベーシックだから。中には10年前の服もありますが、見分けがつかないでしょ?

どんなサービスに成長していってほしいですか?

増子 MUJI新宿店では、服以外の回収も行っています。今後さらに、リユース・リサイクルされたReMUJIのバリエーションを増やしていきたいです。

服以外も回収

山内 販売店舗拡大を視野には入れていますが、生産や各店への運搬には手間も環境負荷もかかります。無理に拡大せず、適切に服を甦えらせることを第一に、輪を広げたいです。まずはReMUJIの服を手にとって、リユースの楽しさを感じてみてください

MUJI 新宿

MUJI 新宿

住所:東京都新宿区新宿3-15-15 新宿ピカデリーB1~2F
電話:03-5367-2710
営業時間:11:00~21:00
定休日:不定休

スローな服とエコなもの

スローな服とエコなもの

スローファッションとは、旬や年齢問わず使い続けられ、お手入れ次第で長く付き合えるもののこと。移り変わりが激しく、安価な分抵抗なく処分できるファストファッションにお疲れ気味なあなたの味方です。まずは、スローファッションの基本として揃えておきたい服と靴、そしてそのお手入れ方法からスタート!

連載目次へ

[LaLa Begin 2022年 2-3月号の記事を再構成]写真/松木宏祐 武蔵俊介 中島里小梨 文/礒村真介 丸山亜紀 大場桃果 スタイリング/新田アキ 佐々木 誠 ヘアメイク/山崎 桂 モデル/山本奈衣瑠 イラスト/柿崎サラ ※掲載内容は発行時点の情報です。

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