2022 Dec 10 Sat
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コーヒー器具で知られる「ハリオ」がガラスアクセサリーを手掛けてるって知ってた?

マジカルファクトリーツアー 第9回 服や時計、靴などのアイテムがどうやって作られているのか調査するべく、編集部員が生産現場へレッツゴー!連載一覧はこちら

シルバーもゴールドもいいけれど、ガラスアクセサリーの何よりの魅力は割れてしまっても修理が可能なこと。新たなスタンダードになりそうです。

編集部 モリカワ

私が行ってきました!

編集部 モリカワ
最近、プチプラネックレスのチェーンが崩壊。目の前で丁寧に作られていくガラスアクセに一層、ときめきました。

棒状のガラスが手品のように変形!

HARIO

近頃聴覚や視覚的に心地良い感覚を指す「ASMR」というワードが一気に浸透していきました。聴いて楽しむコンテンツが多いですが、たとえば工場でお菓子が次々にコーティングされていく様子とか、見ていて気持ちが良くなる光景というものもありますよね。

個人的には熱したガラスが手品のようにぐにゃりと曲がる、あの瞬間にも不思議な陶酔感を覚えます。

そんなわけで、今年創業100年の耐熱ガラスメーカー「ハリオ」が手がけるガラスアクセサリーづくりの現場に潜入してきました。

道具箱
職人・宮田さん。職人さん皆でお揃いのブルーの道具箱、中身は人によって全然違うのだとか。得意なデザインや好みで選別されていて、まさに秘密道具です!

店舗としても営業している「ハリオ ランプワークファクトリー小伝馬町店」は、大きな窓から差し込むやわらかな光がガラス細工を照らす、明るく清潔感ただよう素敵な空間。

外からも作業風景が見学できます
ハリオ工房
店舗の横に設置された作業スペース。ガラス張りで、外からも見学できるようになっています。通りがかりにでも、ガラス細工に興味を持つ人が増えてほしい、という思いからの設計だそう。

もとはビーカーやフラスコなど、理化学製品の手加工を行っていたハリオですが、時代の流れにより、コーヒー器具などの家庭用品やアクセサリーを作るようになったのだとか。

計測
アクセサリーにはすべて、細かにサイズが指定された設計図が。計測器でサイズを測りながら微調整を繰り返すことで、手づくりでありながらも一定の品質を目指します。

職人さんを積極的に育成することでガラス加工の技術を大切に継承しつつ、取り組む事業内容は時代に合わせて柔軟に変化させていく。その姿勢はまるで変幻自在のガラスのよう!?

Q 職人に女性が多い理由って?

女性が多い理由
 
島田さん
広報担当 島田理佳さん
 

ページ上部の写真で絶賛作業中の職人・宮田さんをはじめ、工房には女性がずらり。この連載では珍しい光景です。職人さんの出身も、美大のガラス専攻から一般企業まで様々。「作家活動をされている方もいて、皆さんの生活に合わせて週3~5日の交代制で勤務して頂いています」と広報担当の島田さん。商品の価格帯が手に取りやすいのも、職人さんたちの仕事をたくさん作ってスキルを育む、という企業の理念から。将来を見据えた目線に、ハッとさせられます。

そして完成したアクセサリーはこちら!
デザインにより作り方は様々

ブランドの代名詞「R(アール)」

アール
全長約H4.6×W3.2cm 5280円(ハリオ ランプワークファクトリー)

ブランドを代表するデザインである「アール」は、水滴が連なったようなデザインが特徴。細長いガラス棒の中央をゆっくり溶かしながら、左右の手首を逆向きに回転させることで球が出現。1つ球を作ったらその隣に作る、を繰り返し、最後に全体をカーブさせたら完成。

ガラス棒を回転させると球が出現!
ガラス棒を回転させると球が出現!

光の反射が美しい「FOG(フォグ)」

光の反射が美しい「フォグ」
ピアスパーツ約H2.3×W1.4cm 5500円(ハリオランプワークファクトリー)

ざらりとした表面の凹凸が特徴の「フォグ」。太めのガラス棒を楕円形に整えたら、表面が固まりきらないうちに細かなガラスの粉をつけ、凹凸を作ります。熱しすぎると粉が溶けて凹凸感がなくなってしまうので、素早く丁寧に仕上げるのが重要。

ガラスの粉をON!
ガラスの粉をオン

社員さんと職人さんたちのほのぼのとした穏やかな関係性を目の当たりにして、こういう会社こそ長く続いてほしいなあ、と「フォグ」のイヤリングを購入して帰ったのでした。

ハリオランプワークファクトリー小伝馬町店

ハリオランプワーク

住所:東京都中央区日本橋大伝馬町2-10
TEL:03-5623-2143
営業時間:11:00~19:00
定休日:日・祝

連載「マジカルファクトリーツアー」

マジカルファクトリーツアー

大好きなモノのことをもっと知りたい。服や時計、靴などのアイテムがどうやって作られているのか調査するべく、編集部員が生産現場へレッツゴー!ここでしか知れないレアな情報満載でお届けします。

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[LaLa Begin 2021年 10-11月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 ※掲載内容は発行時点の情報です。

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