2019 Feb 19 Tue

「偉大な消えもの」消耗品こそ愛をこめて選ぼう【道具の鉄人 第1回】

道具の達人…フードコーディネーター みなくちなほこさんの連載。全国津々浦々、はたまた海外まで買い付けに行ってしまうほど、キッチン道具が好き。使える道具を毎回紹介していきます。連載一覧はこちら

 消耗品こそ愛をこめて選ぼう

消耗品だからと、こだわりなく選んでいる人も多いのでは? でも、消えものだからこそ、便利さと少しの洒落っ気があると日常のちょっとしたことでも楽しい気持ちになれるのだ。

 

北欧生まれのタフな“ぱっちん”

 【王様】
「ぱっちんの王様」と呼んでいるクリップはスウェーデン・ウェーロック社のもの。類似品もあるけれど、そちらとは全く役割がちがう。こちらは食材をきちんと保存するためのぱっちんなのである。

【北欧】
使われている素材はPA製(デュポン社製6.6ナイロン、ナイロン66、PA66)で、医療器具としても使われるほど。その機能性は、水を入れたビニール袋にぱっちんととめても一切水漏れしない、マイナス20℃にも耐えられるからそのまま冷凍庫にも入れられるというタフガイ! ちゃちゃらしていない北欧らしいカラーリングも気に入っている。

ウェーロックのクリップイットS 8個入り700円、M 6個入り740円、L 3個入り700円(渋谷ロフト) 

 

三角コーナーよ、さようなら

 【衝撃】
「三角コーナー」。繰り返し呟いてみると、つくづく変なネーミングだなと思う。生ゴミの一時的捨て場としての”大きな役割“にも関わらず、「さんかくこーなー」としか呼ばれていないなんて気の毒だ。そんな三角コーナーとさようならして久しい。「防水紙水切り袋」に出会ってワタシのキッチンはすっきりスマートになった。その出会いは長野県。軽井沢にあるスーパーで、あまりにもフツーに売られていて、それをフツーに買っていくおばちゃんたちを見て軽い衝撃を覚えた。

【防水】
自立型ゴミ袋というだけに、生ゴミをじゃんじゃか入れてもふにゃふにゃにならず、防水紙だから濡れても破れにくい、焼却しても有毒ガスを発生しない。しかも1枚10円以下というお値段! 素晴らしすぎる! ワタシの周りでは局地的大人気商品なので、誰かが長野へ行くと知ると、こぞって買い出し(買い占め?)を要請するほどなのだ。

 SBパックの防水紙水切り袋※50枚入り(本人私物)

 

おすそ分けに使いたい“新・東京みやげ”

【東京】
最近”東京みやげ“として勝手に人気急上昇中の「紀ノ国屋のジッパーバッグ」。マチ付き、レンジで解凍、冷蔵・冷凍OKと、今や100均でも買える当たり前の機能なんだけど、さすが東京の老舗のスーパーマーケットは違うよね〜! と言わんばかりのオシャレ度。日々の残りものを保存するのに使うのがもったいないほどだ。どちらかというと、オサレなフルーツや野菜などをおすそ分けする時に、さりげなく使いたい感じ。

【消耗】
見過ごされそうなキッチン周りの消耗品て、軽く見られがち。でも消耗品こそ、機能性に優れ、そして少しだけチャーミングであって欲しい。一度好きなったら、ずっと浮気しないで好きでいるから、願わくば廃盤にだけはならないでね。

 紀ノ国屋のジッパーバッグ※5種類セット760円(e-shop KINOKUNIYA)

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Profile

みなくちなほこ(フードコーディネーター)

アウトドア料理から家庭料理、スイーツなど幅広いジャンルの料理に精通し、身近にある食材で、簡単で美味しい、「実力以上の料理」を作ることがモットー。無類の鉄鍋好きで、鉄作家・槇塚 登氏と共に鉄の台所道具「TEPPAN」シリーズをプロデュースしている。

[LaLa Begin2018年4-5月号の記事を再構成] 写真/久保田彩子 伏見早織 構成/灰岡美紗 イラスト/ naohiga

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