2021 Sep 27 Mon
新創刊記念プレゼント!

思考の整理には手書きツールが◎。在宅ワークでも役立つノート型ホワイトボード「 Write White」

文房具マニア・ヨシムラマリの文房具(グ)ルメ 国内外のブランドがひしめき、文房具大国といわれる我が日本。高級品が威厳を放つ一方で数百円の筆記具がイノベーションを起こすなど、貴賤上下の別のない世界はラーメン店がミシュランの星を獲得するニッポングルメと相似関係にあり。というワケで、文房グルマンのイラストレーター、ヨシムラマリ氏がその日の気分とお腹のすき具合でさまざまな文房具を食リポしちゃいます。描き下ろしイラストとともにご賞味あそばせ!

ここ一年で、かつては特定の職種や何らかの事情がある人だけが行うものと思われていた在宅ワークが、働き方の選択肢のひとつとしてすっかり定着してしまった。

それと同時に勢いを増しているのが、ペーパーレス化である。これまでも紙からデジタルへの移行は進んでいたが、セキュリティの問題で社外ではプリントアウト自体が禁止されていたり、そもそも家にプリンターがなかったりといったテレワークならではの事情もあって、さらに紙を利用することが減ってきている。

コピー用紙やファイリング用品を扱う文具業界にとっては、なんとも厳しい状況ではあるけれど、一方で仕事のすべてがパソコンやスマートフォンの中で完結できるかというと、これがそうでもない。では、紙や手書きが最後まで残るのはどのような場面だろうか。

思考というのは、本来モヤモヤとして捉えどころのないものである。これを目に見える言葉や図に落とし込むことができてはじめて、「使える」状態になる。例えるなら、自分の頭の中だけでとりとめもなく泳いでいる思考という魚を、釣り上げてまな板にのせて三枚におろす。仕事という料理の、最初の下ごしらえに欠かせない段階。ここに「手書き」が活きてくる。

モヤモヤに形を与える第一歩は大変苦しく、集中力のいる作業だ。だからこそ、脳のリソースを無駄に消費するものは、極力排除しなければならない。その点において現在のデジタルツールは、すでにある程度カタチの見えているアイディアを見栄えよく清書したり、共有したりするのには向くが、思考の最初のアウトプットを支えるツールとしては、まだ一歩及ばないものが多い。

だって、縦横無尽に跳ねまわる魚を捕らえようというときに、文字ツールだ、図ツールだ、図ツールも四角形と三角形は別だ、書式だ、フォントだ、レイアウトだ、なんてアプリの操作を気にしているヒマはないだろう? 脳が余計なことに気を取られてアタフタしている間に、捕まえたかった魚はするりとどこかへ逃げてしまう。ああ、逃した魚は大きいというけれど、忘れてしまったアイディアに限って、画期的だった気がする。そんなことにならないためには、やはり手書きが向いている。

手書きのツールは、慣れ親しんだノートとペンもいいけれど、ああでもないこうでもないと考え事をするときには、書き消しが気軽にできるホワイトボードという選択肢も大いにアリ。そこで登場するのが、学研のノート型ホワイトボード「Write White」である。

一見すると普通のリングノートのようだが、実は4枚のホワイトボードを綴じたもの。ボードは両面書き込めるので、8ページ分だ。ホワイトボードの間には、擦れ防止のための透明シートが挟まっている。付属のホワイトボードマーカーは極細タイプで、細かい文字や図も書きやすい。

サイズはA4、B5、B6の3種類が用意されている。個人的にいちばんのオススメはB6。このサイズだけ表紙の端に滑り止めがついていて、卓上カレンダーのように立てて使うことができるのだ。思考の整理以外にも、TO DOを書いて目に入るように立てて置いたり、家庭内の伝言ボードにしたりと、活用の幅が広い。

また、在宅ワークに不可欠なオンラインミーティングでも重宝する。オフィスの会議室であれば必ず大きなホワイトボードがあって、書き込めば内容を全員が目で見て整理できた。だが、会話だけのオンラインだと、どうも話があちらこちらにとっ散らかりがち。Write Whiteのような小型のホワイボードがひとつあると、まとめた内容をヒョイッとWEBカメラ越しに見せられて、議論の軌道修正ができるのだ。

議論や考察の対象として取り上げることを「俎上に載せる」というが、ホワイトボードはまさに「思考のまな板」である。オフィスなら必ず設置されているホワイトボード。在宅ワークには家でも収まりのいいノート型のこちらをおひとつ、いかがでしょうか。

学研「Write White ホワイトボードノート」
880円(B6)、1320円(B5)、1650円(A4)

https://www.gakkensf.co.jp/product/d08032/

Plofile

ヨシムラマリ

神奈川県出身。子供の頃、身近な画材であった紙やペンをきっかけに文房具にハマる。現在は会社員として働くかたわら、イラスト制作や執筆を手掛けている。著書に『文房具の解剖図鑑』(エクスナレッジ)。

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