
【偏愛レボリューション】身近にたくさん潜んでる!? 今井晶子さんが偏愛する「ステキな床」の世界
偏愛レボリューション 第6回 偏愛は毎日をちょっと楽しくする小さな“革命”! どんなにマニアックだとか、ファン歴なんて関係ないのです。いつの間にか夢中に……あぁ、“好き”があるってしあわせ。そんな偏愛ビトをレポートします。 連載一覧はこちら
偏愛レボリューション~Vol.6 ステキな床
街中で思いがけず個性的な模様のタイルやかわいい色柄の床に出逢うと、こんなふうに撮ってしまうことありませんか。今回の偏愛ビトはそんなステキな床に惹かれて、日本全国ひたすら下を向いて床を探している、今井晶子さんです。
今井さんおすすめの、ベトナムのセメントタイル(まだ日本ではあまり取り扱いがなく珍しいのだそう!)が美しい、丸の内のカレースタンド『FISH 丸の内店』でお話を伺いました。
こんな今だからこそ(足)下を向いて歩こう
早速ですが、床の魅力ってなんですか?
「なんというか、決してセンターになれない、地下アイドルを見ているような……」
いきなり予想外の答えが。

「こんなに美しくて芸術的だし、とても貴重なのに、ちゃんと見てもらえず、しかも毎日踏まれてる。元々、昭和レトロな喫茶店とか建築とか、そういうものを巡るのは好きだったんです。でもあるとき、毎日利用している西武池袋線の池袋駅の床が新しいものに張り替えられていて、すごく違和感があったんです。そこではじめて床に意識が向くようになって、それからは喫茶店に行っても街を歩いていても、ついつい床を見てしまって。まだ誰にも気づかれていない、日の目を見てない地下アイドルのような床はたくさんあるんじゃないかと、私の推し床=推し面を見つけたいと夢中になっていました」

古い喫茶店とか地下街とかにはイイ床ありそうだなーって想像がつくんですけど、普段はどんなふうに探してますか?
「もちろんSNSを見たり情報をもらうこともあるんですが、昔ながらの個人商店が充実している商店街はワクワクします。」

「あと情報収集として意外におすすめなのが「食べログ」ですね。おいしそうなフード写真の後ろに、時々イイ床がうっすら映り込んでるんです」。
なるほど!ってことは、すでに私たちのスマホの写真フォルダにも?
「そう、魅力的な床は身近にたくさん潜んでるんです」