
虫食いや湿気、生地の傷みから服・靴を守る【衣類ケアの正解】とお役立ちアイテム
大人の服好きのための服トレ 第14回 春物ショッピングの前に「ワードローブの見直し」。服トレで鍛えて装いの基礎体力づくりを! 連載一覧はこちら
より効果的な筋トレにはプロの意見が必要なのと同じく、服のケアだって“なんちゃって”じゃダメ! 専門知識を持つプロから正しいケアについて学ぼう。
お話を聞いたのはこの方々…
[虫食い・湿気のプロ]
エステー事業統括部門 防虫・衛生事業部 飯田寛子さん
防虫・衛生事業部で「ムシューダ」ブランドの商品開発やマーケティングに携わる。
[洗濯のプロ]
フレディ レック・ウォッシュサロン 鈴木 新さん(ジュニア洗濯ソムリエ)
商品企画のほか、洗濯やアイロン掛けの正しい方法について教えるワークショップの企画なども担当。
[レザーのプロ]
GMT FACTORY 冨樫輝好さん(靴磨き職人)
シューズの販売員を経て「GMTFACTORY」の店長に。“できるだけ長く愛用できるケア”がモットー。
虫食いのギモン
Q. 虫ってどこから来るの?
A. 洗濯物に潜んでいるかも!?

虫食いを起こす迷惑な衣類害虫は、屋外に干した洗濯物や窓の隙間などから家の中に侵入してきているんです……。洗濯物は手やブラシでササっと払ってから室内に取り込むように心がけよう。
Q. 虫を見かけたくないなら?
A. しっかり防虫&換気を!

衣類害虫は湿度60%以上の場所を好むため、クローゼットの中がジメジメしないように換気をすることが大切! 防虫剤とあわせて除湿剤を使えば、より効果的な虫食い対策が可能になります。
湿気のギモン
Q. カビが生えてなきゃ大丈夫?
A. 湿気のリスクはカビだけにあらず!
湿気は汗や皮脂汚れなど、タンパク質の汚れの酸化を促し、衣類を黄ばみやすくします。除湿剤で湿度を下げたり、汚れを落としてからしまう“しまい洗い”を徹底しよう!
レザーのギモン
Q. 革靴は毎日ケアすべき?
A. イージーケアだけ、 習慣に
毎日のケアは馬毛ブラシでさっとホコリや汚れを落とすだけで十分! 週に1回履く靴なら月に1回くらいのペースで、次のページのアイテムを参考にしてしっかりとケアしましょう。
Q. うっかり濡らした時は?
A. 水ジミはもう一度濡らす!?

全体を濡らしたティッシュ3~4枚でやさしく包み、1日置いた後に剥がせば、汚れや凹凸が取れてキレイに。自分でやるのは怖い!という人はプロを頼って。