
その歴史を紐解けば大学、NBA、米軍のお墨付き! チャンピオン【ブランド研究】
違いのわかる女になるためのブランド研究・・・知っておきたい基本の知識から、マニアックなレア情報まで、あらゆる名ブランドを多角的に掘り下げて徹底研究!
Champion[チャンピオン]第3回(全5回)
チャンピオンの「社会」:チャンピオンの歴史を知ろう
【1919-1930’s】
・1919年にロチェスターで創業
・1920年スウェットシャツの原型を販売
ロチェスター大学女子キャンパス内の建物を借りて創業。主にスウェットの原型となるウールの下着を販売。’30年に大学名やナンバーが入る、今でいうカレッジプリントを開発。もとは大学が生徒に貸したウェアを管理しやすくする目的だった。
【1940-1960’s】
1952年に半袖スウェットシャツがキャンパス用として登場
1962年のアスレチックカタログに「リバースウィーブ」が初めて掲載された
’52年にはリバースウィーブの2 度目の特許を取得し、カタログに初掲載。それまではコピー商品の氾濫を防ぐため、公にされていなかった。また’50年代から普段着のキャンパス向け商品が拡大。’62年に半袖スウェットが登場すると大人気に。
【1970-1990’s】
1984年スウェットシャツなどの左袖に「Cマーク」が付くようになる
1989年ごろよりバスケットボールのユニフォームを手掛けるようになる
アイコンのCのロゴマークは‘69年に誕生。1984年からスウェットとTシャツの左袖にパッチマークとして採用される。’89~’96年にかけてはNBAユニフォームの独占サプライヤーになり、’92年バルセロナ五輪のドリームチームもサポート。
【2000’s-】
2004年日本で初めての女性向けコレクションがデビュー
2016年パフォーマンスウェアライン「CPFU」が登場
2004年に日本初の女性向けコレクション、チャンピオンウィメンズを展開。2016年にはパフォーマンスウェアに特化したCPFU(写真)を発表。機能性に加え、米軍への納入実績を背景にした、他にないミリタリーライクなデザインも好評。
[タグで時代を読み解こう]
ちなみにヴィンテージチャンピオンを探す場合、デザインに変遷があるタグを見るとおよその年代がわかる。とくにファン垂涎は、40~60年代くらいまでの商品につけられている、ランナーが描かれた“ランタグ”。70年代に作られた商品に見られる、赤や青の単色タグもヴィンテージとして価値が高い。
チャンピオンに関するお問い合わせ先/チャンピオンカスタマーセンター☎03-5361-2860
[LaLa Begin2017年4-5月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 文/桐田政隆