2023 Oct 02 Mon

女性におすすめなクルマは「カクカクしたデザインの四駆」でした

レンドに踊らされるレディスとは違って、変わらぬ基本スタイルがあるメンズのファッション。ベーシックって一体何?と迷えるあなたに、Shinzoneディレクター・染谷真太郎さんが考える、メンズのおしゃれ心をお伝えします。連載一覧はこちら

女性にこっそり教えたいメンズのベーシック
【第2回】クルマ

窓を開けて、風を感じながら走るこの季節は最高のドライブシーズンです。 ドライブ前にお気に入りの弁当を買い込み、遠出して外で食べると、その旨さは格別です。そう!今回はクルマについて書いてみたいと思います。

前回のスニーカー同様、クルマもなんとなくメンズの世界というイメージがあると思います。色々なクルマがある中で、どんなクルマを選んだらいいかわからないと思う方も多いのでは。「スタイルを感じるクルマで且つ女性でも運転しやすい」という点でピックアップ。今はSUVが人気です。ただ現在主流の流線型のデザインで大型のSUVは、見切りが悪く、こするのも日常茶飯事。

そこでオススメはカクカクしたデザインの四駆。ドライビングポジションが高く見晴らしが良く、カクカクしているから見切りも抜群。 いちおしはイギリス生まれの「ディスカバリー」。

ランドローバー ディスカバリー 

 

ランドローバーは四駆専門のメーカーだから、流行りで四駆を作っているメーカーとはわけが違います。餅は餅屋です。2004年まで作られていたモデルはクラシックな雰囲気も感じられて、特におすすめ。カラーは白がいいですね。運転したら、大きさとは裏腹にその運転のしやすさに驚くはずです。

街中を走るには十分なパワーのエンジンです。ドライブのお供には、急な天候の変化にも対応する、アウトドアブランドの羽織りものがあると便利。これはまたの機会に、アウトドアブランドの上手な取り入れ方を書きたいと思います。

 

さて、もう1台はスウェーデン生まれのVOLVO。名作の誉れ高い「240」。

ボルボ セダン 240 VOLVO

 

ステーションワゴンではなく、セダンがおすすめ。人気はステーションワゴンだけど、あえてセダン。この時代のクルマはドアを閉めるときの音が最高。「バシャッ」って、ドアを閉めるたびに、満足感を感じるはずです。

大きいけど、空飛ぶレンガと例えられたカクカクしたフォルムは、見切りが良くて運転しやすい。女性が似合うセダンって中々ないですが、これは実に似合う。

こんな2台を選んだら、メンズも一目置くし、女性同士のドライブも盛り上がるはず。このクルマの共通点はカクカクしたフォルム。女性は運転しやすそうと小さなクルマを選びがち。でも実際の運転のしやすさは見切りがいいかどうかが重要です。だから大きなクルマだから難しいという先入観を拭ってほしくて、こんなコラムを書いてみました。

ものを選ぶときの先入観、使ってみたら案外そうでもないことも。もっともっと自由にスタイルを楽しんでいくためのメンズ視点をこれからも書いていきます!

[LaLa Begin2017年6-7月号の記事を再構成] イラスト/酒井マオリ

 

Profile

染谷真太郎

1980年生まれ。ロンドン留学帰国後、2001年20 歳の時に表参道にShinzone(シンゾーン)オープン。全て独学で、セレクトショップを運営するという奇跡を起こす(笑)。男性ならではのセレクトで、ONE&ONLYなショップを志して奮闘する日々。 Instagram@shinzone_shintaro_someya www.shinzone.com/

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