
縮むという宿命を覆したリバースウィーブの発明 チャンピオン【ブランド研究】
違いのわかる女になるためのブランド研究・・・知っておきたい基本の知識から、マニアックなレア情報まで、あらゆる名ブランドを多角的に掘り下げて徹底研究!
Champion[チャンピオン] 第2回(全4回)
チャンピオンの「理科」:縮むという宿命を覆したリバースウィーブの発明
生地を横に使うことで縦縮みを解消しました
スウェットの販売は好調も、洗うと着丈が縮む、と苦情が寄せられていた。すると1934年に中西部の大学営業担当、サム・フリードランドがリバースウィーブという製法を開発。身頃の生地を横にして縦縮みを防ぎ、身頃脇にリブを使い横縮みにも対応。なおかつ動きやすさが高まる画期的製法だった。’38年には特許を取得。
赤タグと青タグ
【赤タグ】
【青タグ】
一見同じだけどこんな違いがあります
<生産国と値段>
生産国と値段全工程がリアルな米国製、赤タグのリバースウィーブは1万4000円。青タグは8500円とリーズナブル
<生地の厚み>
生地の厚み赤タグは12・5オンスと、現行ではもっとも肉厚なモデル。青タグは11・5オンスで赤タグに比べるとやや薄手。
<生地の手触り>
肉厚でざっくりとした赤タグは、米国綿特有のドライなタッチが特徴。比べて青タグはソフトで着心地もしなやか。
<袖の長さ>
赤タグは昔ながらのスウェットを追求しており、リブが他に比べ長い。青タグも同じ。長ければ折り返してもいい。
チャンピオンに関するお問い合わせ先/チャンピオンカスタマーセンター☎03-5361-2860
[LaLa Begin2017年4-5月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 文/桐田政隆