
【コンバース、ニューバランス、アディダスなど】ブランド別!最重要銘柄スニーカーはこうしてブレイクした
スニーカーの一丁目一番地を知っておこう
下で紹介する名品スニーカーたちは、まず語らうべき各ブランドの最重要銘柄。ですが、じつは単なる定番ではなく、各々のブランドが街でも履けるお洒落アイテムとなる、そのきっかけを作ったモデルたちでもあります。おなじみスニーカーの代表モデルを学びながら、そのファッションとしてのはじまりの一歩に思いを馳せましょうよ。嗚呼、持っててよかった~♪
CONVERSE ALL STAR
コンバースオールスター
100歳越えの歴史
約1世紀前、バスケットボール用のシューズとしてまずハイカットが誕生。板チョコのようなソールパターンは館内で滑りにくくするため。今見ればかなりチープシックな顔だけど、当時のハイテクシューズでした。ローカットは’57年、オックスフォード大学が学生靴として発注したのが最初とか。

- ルーツ:バスケットボール
- 発売年:1917年
- 素材:アッパーはキャンバス。アウトソールはラバー素材。
- カラバリ:ブラック、ホワイト、レッド、ネイビー、オプティカルホワイト、ブラックモノクローム

HITのきっかけ
1961年の映画『ウエストサイドストーリー』で、まだ目新しかった黒のローカットモデルが印象的に登場。若者がこぞってはくようになりました。
ADDIDAS ORIGINALS STAN SMITH
アディダス オリジナルスのスタン スミス
世界一売れてる靴
スタン スミスというモデル名は、1970年前後に活躍した米国の名テニスプレーヤーの名前。彼が1965年に誕生した〈ハイレット〉というモデルを好んで履いていたので、名前が冠されました。白色ベースなのは、ウインブルドンでは白のウェア・道具を着用することと定められていたためです。

- ルーツ:テニス
- 発売年:1971年
- 素材:タンブル仕上げのレザーアッパー。ドットパターンのラバーソール。
- カラバリ:白×緑のほか白×黒、白×灰

HITのきっかけ
白スニーカーのスタンダードとして発売当初より高い人気を誇り、’91年には2200万足を売り上げてギネスブックに認定。その人気ぶりに、スタン・スミス氏の子どもは「パパの名前は靴の名前なの?」と聞いてきたそうです。
SUPERGA 2750
スペルガの2750
リゾートで愛される
タイヤなどのゴム製品を主に扱っていたところ、創業者の奥さんが「テニスで履ける靴が欲しい」とリクエスト。当時のシューズは靴底がロープが主で壊れやすかったそう。そこで丈夫なゴムをソールに圧着するバルカナイズド製法を採用しました。今や欧州のリゾート地でよく見かける一足です。

- ルーツ:テニス
- 発売年:1925年
- 素材:綿キャンバス素材のアッパー。ラバーソール。
- カラバリ:白、黒、紺、赤、黄などのほか、総黒、総紺など

HITのきっかけ
イタリアのスニーカーは珍しいと、’90年代〜2000年代初頭にセレクトショップがこぞって取り扱い、アメリカなど諸外国のスニーカーに飽きていた人が履き始めました。欧州らしい漂う品のよさが自慢です。