2020 Nov 27 Fri

リーバイス【501】はファッションにおける20世記最大の発明品!

さまざまなデニムのお手本となった「501」

ゴールドラッシュに沸く1853年のサンフランシスコ。NYからやって来たリーバイ・ストラウスさんは雑貨店「リーバイ・ストラウス&co」を開きました。そこで金鉱掘りたちの声を聞き、お店にあったキャンバスを使って丈夫なパンツを作ります。するとこれが大好評。リーバイスはワークウェアメーカーとして急成長し、1870年代初頭には素材にインディゴデニムを取り入れるようになっていました。

その後、取引先から金属リベットを使ってもっと丈夫な服を作る提案を受けたリーバイスは、「これはいい!」と1873年にリベット付き衣料の特許を取ったのです。できたのが、いま皆がはいているジーンズの原型です。さらにさまざまなディテールが加わり、1890年に初めてデニムパンツに品番をつけて発売します。これが「501」。ジーンズのジ・オリジンの誕生です。

20世紀前半はまだまだ労働着でしたが、カウボーイや映画スターがはいて’50年代には若者に流行。そして世界的に人気が広まり、ファッションの20世紀最大の発明品といわれるまでに。かのイヴ ・サンローランさんには「できれば私がジーンズを発明したかった」と嫉妬されました。

Levi’s 501XX

ジーンズの起源にして頂点というべき「501」。デニムのほとんどは501が参考になってるといって過言ではない。そんな501の完成形といわれるのが1947年のモデル。

充実と洗練のディテールに、同年から2本針のミシンが導入され品質も格段に安定。歴代随一の完成度を誇った。本作は当時のモデルを忠実に復刻したもの。米国製。

初の女性用デニムも

’30年代に東部の富裕層の間で、休暇を牧場で楽しむ、いわゆる「デュードランチ」が流行。西部の牧場でカウボーイのライフスタイルを楽しんだ。そこでリーバイスはデュードランチに来る女性客向けに「701」を発売。これが世界初の女性用デニムとなった。

ディテールもリーバイスの発明品

リベット

ポケットが破れないようにするための補強で、もとはリーバイスだけの意匠。後に多くのワークブランドも取り入れるようになった。

ツーホースパッチ

1886年にタフさを保証する革パッチが腰に付属。デニムを2頭の馬が引っ張っても壊れない様子が描かれ、とても丈夫とアピールした。

赤耳

外側の縫い代裏の耳は反物の生地を効率よく使うための印。生地メーカーが供給先を判別しやすいよう色分けしていて、リーバイスは赤だった。

アーキュエットステッチ

1873年に誕生。もとはポケットを補強する当て布を縫い付けたステッチだった。その名通り弓、またはイーグルがモチーフとされる。

織りによってタテ落ち具合が変わります

デニムはインディゴ染めしたタテ糸と、未染色の白いヨコ糸による綾織り。斜めに織り模様が出るのが特徴で、右と左の2つの方向がある。その方向が違うと、色落ちの表情も違ってくるのだ(以下のデニムは参考商品)。

右綾:コントラストのある色落ち

デニム表面の織り模様が、右上から左下に向かうのが右綾。リーバイスをはじめ、ほとんどがこの右綾デニムを使用。ざらついた生地感になり、コントラストのある色落ちになりやすい。

左綾:スラっとしたタテ落ちが特徴

リーなどが代表的な左綾デニム。左撚りの糸と同じ方向で織っていくため、糸の撚りも締まって生地感がフラットになる。するとキレイなタテ落ちになり、全体的に淡いブルーになる。

[LaLa Begin 2016 10-11月号の記事を再構成]写真/竹内一将(STUH) 文/桐田政隆 ※掲載内容は発行時点の情報です。

Share

Pick up

よく読まれている記事

Daily Horoscope

MORE

  1. 1
LaLa Begin ONLINE FROM THIS ISSUE 検索アイコン クローズアイコン facebook facebook WEAR_ロゴ