
ファッションエディター・大平かりんさん的“ファッション愛”を調査。“つっこまれ服”の数々を披露!
偏愛レボリューション 第2回 偏愛は毎日をちょっと楽しくする小さな“革命”! どんなにマニアックだとか、ファン歴なんて関係ないのです。いつの間にか夢中に……あぁ、“好き”があるってしあわせ。そんな偏愛ビトをレポートします。 連載一覧はこちら
偏愛レボリューション~Vol.2「つっこまれ服」大平かりんさん
今回の偏愛ビト、ファッションエディターの大平かりんさんとの出会いは約10年前。それから今の今まで、一度として同じ格好をしてるのを見たことがないんです。
しかも毎回「それどこの?」「この服どうなってるの?」とつっこまずにはいられない個性的なアイテムばかり。聞けば新進気鋭のデザイナーだったり、旅先で買った古着やヴィンテージだったり、さすがはモード誌の中の人。
でもそういった服の裾からチラッと見えるキャラものソックスや、ハイブランドと合わせたTシャツがプロレスグッズだったりして、所々にただようギーク感。
彼女の、いわゆるファッションマニアとは違う服への愛、そして“つっこまれ服”の数々、調査してきました!
アイテムもコーディネートも日々アップデート
「学生時代は、パリコレに興味がある程度でファッションにも詳しくなくて、その時々の彼や友達の影響を受けて、古着ばっかりになったり、ヒップホップ系になったり、UKロックバンドのスタイルに憧れたり。むしろ映画とか音楽とかのほうが好きだったので、そのカルチャーを深掘りしていく流れでそのファッションにもハマって、そして歴代の好きなものがミックスされて、今ごった煮の状態です」
今回勝手に“つっこまれ服”なんて呼んじゃってますが、服を買うときに意識してますか?
「合わせる服とか○○スタイルとか、あんまり考えないです。デザイナーのインスピレーション源に共感したり、純粋にモノの魅力がすごい!って感じる服をどんどん買っちゃいます」というわけで、最近の“つっこまれ服”を見せてもらいました!

「このデニムは右と左で太さが極端に違うんですけど、これをはいて電車乗ってるときはみなさんの視線を感じますね。それから着てると人に触られまくるのが、袖が6本あるユニオンジャックのニット。手編みですっごく重たくて、上に何も着れなくなっちゃうんですけど、こういうのに弱いんです」

大きなカバンから次々と奇想天外な、でもめちゃめちゃ魅力的な服が出てきます。なかでもスタッフ全員の目がハートになったのがプリーツスカート。

「これはよくどこの?って聞かれますね。一見伝統的な雰囲気なんですけど、極太のベルトやカラビナみたいな金具が一筋縄じゃいかないロックテイストで。あとこのシャツ、よーく見るとおっぱい柄なんですけど、実はこれ、フィービー時代のセリーヌなんです。このブランドにこんな服あるの?っていうのも好きです」
