2020 Oct 20 Tue

ラコステのL.12.12は、あらゆるポロシャツの“原点”にして“完成形”

LACOSTE[ラコステ]第1回(全3回)

ポロシャツといえば、誰もが真っ先に思い浮かべるであろうワニのアイコンがついたラコステのそれは、1人のフランス人から生み出されました。

彼の名はルネ・ラコステ。1920年代のフランスを代表する世界的テニスプレーヤーでした。

ルネ氏は当時のテニスウェアに不満があり、動きにくく汗を吸わない布帛のシャツに代わるものがないかと考えていました。そこで、ポロ競技の選手が着ていた半袖の衿なしシャツにヒントを得て、鹿の子地の衿つきの半袖シャツを開発。

1933年、今なお世界中で愛されているマスターピースが誕生した瞬間でした。

ラコステ
ラコステの原点「L.12.12」

稀代の発明品にはラコステにとって象徴でもある鹿の子編みを示す“1”、そして半袖であることを示す“2”、これを完成させるために重ねた試作が“12”回であったことから、そこにラコステの頭文字の“L”を加えて「L.12.12」と名づけられました。

最高級の原綿にこだわり続ける素材選び、染色からボタン素材の選定にいたるまで、ルネ氏が考案したレシピを今も忠実に守って生産されています。

鹿の子編みの素材はポロシャツの“顔”

鹿の子編みの素材

生地を蜂の巣のように交互に組んで、凹凸をつくる鹿の子編み。風通しが良く、吸汗性に優れ、伸縮性も抜群と、まさに生地の発明品。欧米では鹿の子編みのことを、敬意を表して“ラコステ”と呼んでいるそう。

作り込んだディテールが上品な佇まいにつながる

透明な糸で縫いつけられたワニ
透明な糸で縫いつけられたワニ

ワニの長さはマチマチですが、L.12.12につくワニは創業以来、3cmと決められています。

やや黄味のある上質な貝ボタン
やや黄味のある上質な貝ボタン

ボタンは光沢感のある上質な本貝を使用。生地の色が濃い場合は黒蝶貝を採用しています。

衿が立つ秘密は筒編みテープ
衿が立つ秘密は筒編みテープ

チューブ状に編んだ独自の筒編みテープによる縫合で、衿まわりの形を美しくキープします。

シルエットを維持する前立て
シルエットを維持する前立て

上前立てと下前立てを2mmずらすことで立体的かつエレガントに見えるよう工夫されています。

動きやすさを重視したスリット
動きやすさを重視したスリット

サイドのスリットは半分だけ開いた仕様。下半身の動きを妨げない工夫が凝らされています。

見えない肩裏にも手を抜かない
見えない肩裏にも手を抜かない

肩線の縫い合わせには同色のテープで裏から補強を入れており、ごろつきも感じさせません。

素材選びと染色に並々ならぬこだわり

スーピマコットン
写真:山本つねお/アフロ

原綿にスーピマコットンを使用

ポロシャツに使われている原材料は“コットンの王様”とも呼ばれるスーピマコットン。35mm以上の繊維長をもつ綿を指すそのコットンは、シルクのような光沢とソフトな風合い、それに吸湿性や耐久性に優れる特性があります。

あざやかな色をキープする染色

あざやかな色をキープする染色

ラコステのポロは洗濯を繰り返しても色が褪せにくく、あざやかなカラーを長い期間キープできます。凹凸のあるニットに色を定着させる技術も見事です。また、シワになりにくい形態安定加工も同時に施されています。

ペールトーンからダーク系、ビビッドカラーまで色とりどり!

L.12.12は多彩なカラーバリエーションも魅力です。今シーズンはレギュラーカラーが18色ありますが、そのうち12色をピックアップ。

ラコステカラバリ
1.レッド 2.イエロー 3.ライトピンク 4.アクア 5.セージグリーン 6.ベージュ 7.サファリグリーン 8.グリーン 9.ロイヤルブルー 10.カリビアンブルー 11.ブラック 12.ネイビー 各1万3000円

ブランド研究【ラコステ】

ブランド研究ラコステ

夏の上品なトップスとして多くのブランドからリリースされているポロシャツですが、そのオリジンはラコステにあります。鹿の子編みの素材にプルオーバーの半袖仕立て、そしてアイコンのワンポイントマーク。すべてのポロシャツの元祖をご紹介します。

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※表示価格は税抜き
[LaLa Begin2020年8-9月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 構成・文/名知正登 ※掲載内容は発行時点の情報です。

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