2020 Oct 30 Fri

フランス人はバカンスのために働いているといっても過言ではない!?【プチ・ニコラのフランス通信】

プチ・ニコラのフランス通信 第4回 様々な魅力と歴史的文化が混在しているフランスで、50年以上も愛され続けている絵本『プチ・ニコラ』。主人公の小学生ニコラが家族や友達と繰り広げる、エスプリの効いたくすっと笑えるストーリーは世界中で愛されているお話なんです。「プチ・ニコラのフランス通信」では、そんな国民的人気キャラクター・ニコラのストーリーを交えながら、フランスの実情に一歩踏み込んだフランスの文化やうんちくなどをお届けしていきます! 連載一覧はこちら

Bonjour! Ça va?(ボンジュール! サヴァ?)

フランス人はバカンスのために働いている!?ともいわれるほど、フランスの長~いバカンス。

日本の会社員の人たちにとって有給休暇といえば、夏や冬に約1週間ほどあるイメージではないでしょうか? そんな日本人には考えられないほど長~い、フランスの夏休みはいかがなものか見ていきたいと思います。

年に5週間もある有給休暇!?

年に5週間の有給休暇はフランス人にとっては伝統。
一般的には、どの職業であっても同様に、バカンスをとれる権利があるようです。

日本人にとっては心底いいな~と思うに違いないですよね。
しかしフランスの風土や気候を考えると、それくらい休むのも納得かもしれません!

というのも、バカンスをとる習慣があるヨーロッパの夏はかなり暑くて、「夏は仕事にならない」という感覚から来ている伝統なのです。

交通機関にクーラーがない!?

日本では交通機関や会社などでは、クーラーなどが設置されていると思います。

しかしフランスでは、交通機関にクーラーが設置されていない場合も多々あるんです!
地下鉄(メトロ)は結構な確率で設置されていないようです……。

フランスの夏は夜22時頃まで日が暮れないようで、あまりの暑さに働いている場合ではないとなってしまうのも納得です。

クーラーを設置すればいいのでは?と思う人もいるかと思いますが、「そのために電気代をかけるなんてもったいない。その費用はバカンス代に回したい」という発想の人が多いようです。

このようなフランスを取り巻く環境が一因となって、フランス人のバカンス文化は続いているということですね!

バカンスってどのように過ごしているの?

バカンスって実際どんな過ごし方をしているのか気になりますよね。

もちろん出かけずに自宅でゆっくり休息をとる人もいますが、主流な過ごし方としては、実家や海や山に家族で行って、ホテルやロッジなどでのんびりと滞在することが多いそう。

バカンスはフランス人のほとんどが同時期に出かけるので、ホテルなどの価格も高騰します。ですので、親族や友人の別荘などを貸してもらうこともあるようです。

バカンス代を浮かせるには先手必勝にかかっている!?

フランスには日本のようにボーナスという制度はないので、いかにバカンス代を捻出するかということがフランス人にとって悩みの種。

お金を稼ぐために、海外からの学生を家に住まわせるホームステイを積極的に行っていることも、よく聞く話です。

バカンス代を浮かせるためにどのような工夫をしているかというと、やはりバカンスに向けての早め早めの行動が鍵になってきます。

そこでバカンス地までの宿泊費・移動費をできるだけ安く抑えるために、飛行機やTGV(フランスの高速鉄道)を早割りで予約しておくことなどが重要に!

夏が終われば、次は冬の休暇の旅行プランを練るなど、次のシーズンの休暇の過ごし方を意識して早く動かないと、すぐに人気の宿などは埋まってしまうんです。

フランス人が1年間を通してバカンスのことを考えたり、職場の話題によくのぼることも、このような状況を知っていれば納得ものですね!

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