2020 Jul 11 Sat

高級時計の素朴なギモンに答えます

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Q.なんでそんなに、高いの?
A.時計職人の人件費が高いからです

時計は普通の工業製品とは違い、1本を作るまでの製作期間が長く、熟練職人の高度な手作業を要する箇所もたくさん。とくに世界で最も物価が高いスイスは人件費も高く、100%スイスメイドとなれば必然的に時計の値段も高くなってしまうのです。

スイスでは時計職人の地位がとても高く、各社とも最高の製作環境を用意しています。これも値段に反映される要素。

Q.ロレックスって、なにがスゴい?
A.難しい精度試験に合格する時計の本数がケタ違いです

スイスには時計精度を試験するクロノメーター検定協会(COSC)がありますが、ロレックスは14年度だけで約80万本がこれにパス(2位のオメガは約50万本)。同社にはこの試験を受けないモデルもありますから、膨大な数を生産していることに!

膨大な数を生産しているのに、壊れたという話をあまり聞かないのもロレックスのスゴさ。まさに実用時計界の王様!

Q.高級時計は資産になる?
A.賢く選べば、資産になります

高級な機械式時計は大切に使えばあなたの子供や孫の代まで長持ちするもの。そういう意味ではすべてが資産となりうると言えるでしょう。ちなみにパテック フィリップのように元の生産本数が少ない場合、買ったときよりも中古相場が高くなることも。

写真はパテックが’46年に製作したワールドタイムモデル。2012年のオークションでなんと約5億円で落札されました。

Q.修理代ってどれくらいするの?
A.時計の定価に比例して、高くなります

不具合があった場合、大抵は機械をすべてバラし、確かな技術を持った職人が組み立て直します。だからどうしても修理代は高くなりがち。複雑な機械を積んだ時計はパーツ数が多く、手がける高級ブランドほど修理代が高くなるのは否めません。

修理はもちろん、オーバーホールでも、一旦すべてのパーツを分解。オーバーホールの一般的な費用は3〜4万円。

Q.高い時計ほど、壊れにくい?
A.高い時計ほど、扱いには注意が必要です

現代の機械式時計は随分と頑丈に進化しています。でも高価格帯の時計の中には、高精度や特別な機能を叶えるため、まるで芸術作品のような複雑なメカニズムを搭載するものも存在。これらは日常使いするものではなく、繊細な取り扱いが求められます。

複雑時計の代表格がトゥールビヨンウォッチ。これは精度追求に特化した時計で、多くは頑丈さを両立していません。

結論:買うにはそれなりの覚悟が必要!?(苦笑)

覚悟と言ったら言い過ぎかもしれませんが、服や靴などのファッションアイテムと違い、買った時計とは思った以上の長い付き合いになることを頭に入れておくべき。それも10年、20年の長さではありません。きちんと手入れすればあなたより長生きし、孫の代まで受け継がれるなんてことも……。

そんな遠い未来を想像しながら時計店に行けば楽しいし、選ぶ時計も変わってくるかもしれませんね。

講師:市塚忠義さん

弊社発行『時計Begin』の編集スタッフ。スイスのジュネーブとバーゼルで行われる新作時計展のほか、有名ブランドの本社取材も多数。

そろそろ腕時計、どれ選ぶ?

ちゃんとした腕時計、持ってますか? スマホで時間見ちゃってます? ドキッとしたアナタ、大丈夫です。だってこれから選べばいいのですから。どんな時計を選べばいいのかわからない? そんなみなさんのため、どこを見て、何を選べばよいか、買う前に本当に知っておきたいことをじっくりお教えします!

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※表示価格は税抜き
[LaLa Begin2016年8-9月号の記事を再構成]写真/加藤新作 伏見早織 武蔵俊介 文/吉田 巌(十万馬力) 間中美希子 礒村真介 黒澤正人 渡辺 愛 スタイリング/福田麻琴 佐々木 誠 辻村真理 ヘアメイク/草場妙子 モデル/満島みなみ ※掲載内容は発行時点の情報です。

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