
たまにはこんなガラスペンで心のこもった言葉をつむぎたい
LINEみたいに気軽にあいさつしたい。
HERBIN
エルバンのガラスペン つむぎ
引き出しの中にまっさらな絵葉書が溜まっていく。
旅先や文具売り場で家族人の好きそうな柄を見つけ、次の誕生日に贈ろうと買うはいいが、とうにその誕生日は過ぎ、おめでとう、をLINEスタンプで済ます始末。我ながら本当に情けない。
理想としては、贈る相手の好みの絵葉書に、お気に入りの万年筆とカラーインクで祝いの言葉と近況報告をしたためたいのに。
筆不精を動かすインクペンがある、と耳にしたのがこのガラスペン。
いざ万年筆を使おうとすると、久々すぎてペン先が固まり書く気も失せるが、ガラスペンにはその心配がない。インク瓶にチョンッとペン先を入れればすぐ書ける。
しかも、どの方向にもペン先が走るから、書きやすい。筆忠実になれそうだ。
1670年創業の老舗インクブランド〈エルバン〉のガラスペン。インク瓶は350周年記念ボトル。ヴィオレパンセ色はナポレオン以来フランスで親しまれる伝統カラーです。ガラスペン各3000円、インク瓶6800円(クオバディス・ジャパン)
※表示価格は税抜き
[LaLa Begin2020年6-7月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 ※掲載内容は発行時点の情報です。