
ワインの開け方、保存方法……便利グッズで“おうちワイン”を楽しもう!
ゆるワイン部 第7回 デイリー&カジュアルにワインを楽しみたいってことで編集部のお酒大好きメンバーで寄り集まって、ゆるワイン部、はじめました。連載一覧はこちら。
便利グッズがあればおうちワインが楽しくなる!
自宅で夕食時に、友人を招いてのホームパーティ時に、あるいは寝る前にひとりでのんびりと……。そんな“おうちワイン”を楽しむには、当たり前だけど、まずはワインの栓を開ける道具が必要。
初心者は何をそろえればいい? なんなら、開けるところから面倒くさいなんて思っていない?
便利グッズがあれば、そしてその使い方さえマスターしておけば、おうちワインのハードルも低くなって、もっと気軽にワインが楽しめるはずです。
そもそもワインの正しい開け方、知ってますか?
ワインの栓は開けるのが難しい、なんて敬遠していませんか? コルク栓がいつもうまく開けられないんだよなぁなんて苦手意識、持ってませんか?
じつはワインに関する検索キーワードの上位は「開け方」なんですって。
意外とちゃんと知らない、だけどコツさえつかめば簡単! 基本のツールとその使い方をご紹介します。
まずは1本、ソムリエナイフがあると便利
ナイフ、スクリュー、栓抜きが一体化した便利ツール。ソムリエ、なんてつくからプロの人向けの道具、という気もしてきますが、テコの原理で開けるから力はいらないし、コンパクトなので、使えるようになると断然便利! 1本持っておくのがおすすめです。
スマートに抜栓している様子はサマになりますし、難しそうなんて先入観を抱かずに、開け方をマスターしちゃいましょう。
1.ナイフでキャップシールを外す
ナイフの部分でボトルの口を覆ったカバー(キャップシール)にくるりと切れ目を入れます。このとき、ボトルは回さず、ナイフを回します。
2.スクリューをコルクに刺し、回しながら、垂直にコルクにねじ込んでいく
コルクの中心に刺すのがポイント。スクリューを少し横向きに寝かせて、突き刺すとうまく中心に刺さりやすくなります。しっかりと突き刺したら、そのままスクリューを垂直に起こし、スクリューの山が1個残るぐらいまで回します。全部回しきらないように、要注意。
3.レバーをボトルの口に引っ掛け、一気に引き抜く
左手でレバーとボトルを一緒に握り、右手はハンドルを上からつかみます。右手でハンドルを引き上げながら、まっすぐ垂直方向に、引き上げるようにして、コルクを抜きます。
クタール ダブルアクションソムリエナイフ
初心者にはウィング式オープナーもおすすめ
とはいえ、もっとコツいらずなツールはないの?なんて人には、ウィングオープナーもお勧めです。こちらはコルクに刺して、両手でレバーを下げるだけなんです。
1.スクリューをコルクに刺す
スクリューの先端をコルクの中心に置き、一番上のハンドル部分を回して、ねじ込んでいきます。
2.ハンドルを回し、スクリューをコルクにねじ込んでいく
ねじ込んでいくにつれて、両側の羽のようなレバーが少しずつ上に上がってきます。
3.レバーを下げて、コルクを抜く
上がったレバーを両手でゆっくり下げていきます。テコの原理でコルクが上がり、すぽんと抜けます。
ソムリエナイフに比べると、コルクの中心にスクリューを刺しやすいから、しょっぱなから失敗、なんてことが減るかもしれませんね。
ウィングコルクスクリュー
超簡単なオープナーもあります
こちらもレバーを下げるだけ、のタイプ。テク&力いらずで、これはもはやワインの栓を抜くのが苦手、なんて到底いえないくらい簡単です。
ラクラク抜けるので、女性におすすめ。何本も抜栓する必要があるときにも重宝しそうです。
1.まずは付属のカッターで、ボトル上部のシールをカット
2.レバーを上まで引き上げて、ボトルにセット
3.本体両側のストッパーをしっかり握り、一気にレバーを引き下げます
4.レバーを引き上げてコルクを抜き、再度レバーを下げて本体から外します
なんだか小鳥のような、かわいいフォルムもキャッチーです。
ボトルに取り付けたら、本当に「1・2・3!」で軽々コルクが抜けちゃいます。
ラクリス ワインオープナー
ワインの「美味しい」をキープできるワインクーラー
自宅でワインの美味しい冷え具合をキープするなら、テーブルに置いて邪魔にならない、こんなスマートなクーラーがおすすめ。
筒状のカバーの内部が保冷剤になっている、コンパクトなワインクーラー。
冷凍庫に入れて冷やし、ボトルの上からかぶせるだけ。ワイン・シャンパンのどちらにも使用できます。
ル・クルーゼ アイスクーラー スリーブ ブラック【1本用】
こちらは、使用前に2~3時間、冷凍庫で冷やしておいた、付属の保冷剤を底の部分に入れて使用します。
クールワインクーラー【1本用】
飲み残したワインの保存方法は?
ワインのフルボトルって飲みきれないからそもそも飲まない、なんてもったいない! まずはストッパーを1つ持っておくと便利です。
こちらはボトルの口に入れ、上部のボタンを数回プッシュするだけで、ボトル内の空気を抜くことができるストッパー。ボタンが上がらなくなったら保存完了のサインです。抜栓日を記録できる日付目盛りもついています。
ちなみに、フルボディの赤ワインだったら、栓をする程度でも数日は味わいが損なわれずに、美味しく飲むことができます。ただし、3~4日くらいで飲みきるのがおすすめ。
ワインは、ボトルの空気の量により酸化の進み具合が変わるので、残りが少なければ、その分量に応じて小さめのペットボトルに入れ替えるのも有効。空気に触れる量を減らして保存すれば、長持ちするんです。
バキュームワインストッパー
シャンパン(またはスパークリングワイン)も保存できちゃう
ワインは、空気にさらされすぎると酸化して味わいが劣化してしまうので小さなボトルに入れ替えてみる、といったようにワインボトルの空気を抜いて保存することが大切です。
逆に、 シャンパン(スパークリングワイン)は、その繊細な泡立ちをキープするためにはボトルに空気を入れて炭酸抜けを防ぐことが必要となんです。
【ワインを保存する場合】
1.ポンプ下の小さい矢印を、「WINE」の上の矢印に合わせる。
2.ボトルに付属のワイン用の栓を差し込みます。
3.栓の上にポンプをかぶせ、ポンプが重く感じるまで上下させれば、空気が抜けているサイン。
4.再び栓を開けるときは、キャップ上部のつまみをつまんでシュッという音がしたら空気が入り、取り外せます。
【シャンパンを保存する場合】
1.ポンプ下の小さい矢印に、「CHAMPAGNE」の矢印に合わせます。
2.シャンパン用の栓をゆるめ、ボトル口の横側から栓をすべり込ませてはめ込んだら、しっかりと締めていきます。
3.栓の上にポンプをかぶせ、ポンプが重たく感じるまでハンドルを上下させます。今度はこれで、瓶内に空気が入ります。
4.再び栓を開けるときは、中心のボタン部分を押します。プシュという音がすると空気が抜けて栓がゆるくなります。
空気を抜いて保存のワイン、空気を入れて保存のシャンパン・スパークリングワインのどちらの保存にも便利なのがこちら。
ワイン&シャンパンフレッシュ
デキャンタージュもツールがあれば簡単に!
ワインを空気に触れさせて、ワインの豊かな香りを引き出すために行う「デキャンタージュ」。これもツールがあれば、じつは簡単!? ついでに注ぎやすくもなっちゃいます。
ボトルに取り付けるだけという手軽さ! 注ぎ込むときに空気が混じり合うことで、ワインが空気に多く触れて、香りを引き出すことができるという仕組みです。
デキャンタージュポアラー
MYお気に入りワインをコレクションする
「この間飲んだワイン、美味しかったんだけど、何だったっけ……?」なんてのも、ワインあるあるだったりします(ほろ酔いだったりすると、忘れちゃったり笑)。
これ美味しかった!のデータって忘れるのも惜しいから、記録をとっておくのはいかが?
エチケットを丸ごとファイルできちゃう、こんなツールもあるんです。
ワインラベルアルバム
別売りのラベルコレクター(ラベルを綺麗にはがして保存するためのシート)を一緒に使えば、自分だけのオリジナルワインアルバムを作ることができるんです。
こちらのファイル、内扉にはフランス・イタリアのワイン産地マップもついているので、この地方のワインをよく飲んでるなぁなんて産地に思いをはせることもできちゃいます。
便利グッズで“おうちワイン”を充実させよう!
ツールと上手につきあえば、おうちワインが楽しくなるはず!
自分用にいろいろとそろえてみるのはもちろん、お手軽な価格でおしゃれなアイテムも多いから、ワインのツールってギフトにもぴったり。道具からワインに親しむ、なんてのもアリかもしれません。
今回登場したツールたちをチェックしつつ、早速そんなツールを試したくなるワインも一緒にどうぞ~。
WINESUKI
連載「ゆるワイン部」

ワインって、そんな気難しくないらしいですよ?どうやら、もっと気軽に付き合ってもいいらしい!デイリー&カジュアルにワインを楽しみたいってことで編集部のお酒大好きメンバーで寄り集まって、ゆるワイン部、はじめます!
※表示価格は税抜き 写真/伏見早織 ※掲載内容は配信時点の情報です。