小笠原希帆さんに聞く、王道のベーシックアイテムを自分らしく着こなす方法

大人の服好きに21の質問(前編)
フリーダ　ディレクター　小笠原希帆さん

セレクトショップ「フリークス ストア」内に立ち上げた自身のブランド「フリーダ」で活躍中のディレクター小笠原希帆さん。前編ではご自身のファッションについてのこだわりやマイルールをお聞きします。

小笠原希帆さん
職業：フリーダ ディレクター
趣味：町中華巡り、読書

Q1.　今日のファッションのこだわりは？

フリーダのヘンリーネックのトップスに、衿を切った軍モノのジャケットとメンズアイテムのような大きめのサイズ感のコックパンツを合わせました。

軍モノにワークウェアという一見無骨な組み合わせですが、黒い下着などを透かして着られる、透け感のあるトップスを中に着ることでしっかりと女性らしさを残しています。

Q2.　普段のファッションの系統、こだわりはありますか？

フリーダと同じぐらい古着も多いです。古着ってそもそも現在のおしゃれの感覚に基づいて作られていないんですよね。どう今っぽく着こなすかが着る側の感覚に委ねられているぶん、おしゃれの腕が試される魅力的なアイテムだと思います。

Q3.　コーディネートはどこから考えますか？

今日のコーデはヘンリーネックのトップスから考えました。

いつも今日はコレ！というアイテムから組み立てるので、どこからでもあり得ますね。

例えば履きたい靴があればそこから組み立てるし、このスカーフを使いたいって日はスカーフから考えます。

Q4.　おしゃれに目覚めたのはいつですか？

小学生の頃です。

母が当時着せてくれた服は藍色や橙、れんが色など女の子っぽくないくすんだ色ばかりで。確かに今考えるとおしゃれなんですけど、当時はそれがすごく嫌だったんです。

でも、だからこそ自分の手持ちの服でいかに周りに合わせた今っぽい着こなしをするか、そういった“組み合わせの妙”を考え始めるきっかけにもなりました。

Q5.　どんな服を愛用していますか？

セントジェームスのウェッソンとか、リーバイスの501、ヘインズのTEEなどベーシックなアイテムが多いです。

そんな王道ベーシックに古着やインディアンジュエリーなどで自分なりのアレンジを加えていくのが好き。ベーシックだけで全身を固めることはありません。

Q6.　どんな靴が好きですか？

普段の服装がかなりカジュアルなこともあるし、仕事柄歩き回るので、ニューバランスやオールスター、レインボーサンダルにレペットなどカジュアルで履き心地のよい靴が好きです。ヒールは冠婚葬祭の時ぐらいしか履かないかも(笑)

ニューバランスだとM990がお気に入りで、オールスターなら断然ハイカット。

自分はマキシ丈のボトムスをよくはくのですが、ハイカットの方が裾からの見栄えがいいんです。

Q7.　腕時計はどんなものを愛用していますか？

友達から貰ったオメガのジュネーブをずっと使っています。もともとは赤のワニ革なんですけど、季節によってベルトを付け替えて楽しんでいます。

Q8.　 好きな色・よく着る色は？

赤です！！

もともと地黒なので薄い色が似合わないんですが、ネイルがきっかけでれんが色などの濃い赤が一番自分に似合うってことに気づきました。なので持ち物も赤いものが多いです。

Q9.　こだわりの小物は？

インディアンジュエリーです。白Tにデニムみたいなシンプルなコーディネートでも、これさえつけておけばサマになるっていう本当に優秀な格上げアイテムだと思います。

あとはユニセックスで使えるのも魅力で、中には夫と共有で使っているものもあります。

Q10.　これだけは絶対外せないという、おしゃれの法則はありますか？

使う色はMAXでも3色までっていう母の教えをずっと守っています。あとは女性の体で特に細いパーツである3首(首、手首、足首)のうちどれか2つを出すとバランスよく見えますね。

3色にしても3首にしても、３って数字はファッションの基本なのかも(笑)

フリーダのディレクターとしてご活躍中の小笠原希帆さんにまつわるQ＆Aの前編をお送りいたしました。服から小物に至るまで、小笠原さんのこだわりがギュッと詰まったQ＆Aとなりました。

後編は9月25日、小笠原さんの私生活や趣味に関するお話をお届けする予定です。お楽しみに！

フリーダに関するお問い合わせ先／フリークス ストア渋谷　☎03-6415-7728

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